伊賀市議会 2019-03-08
平成31年第 1回定例会(第5日 3月 8日)
平成31年第 1回定例会(第5日 3月 8日) 平成31年第1回
伊賀市議会(定例会)会議録
平成31年3月8日(金曜日)(第5日)
─────────────────────────
平成31年3月8日(金)午前10時開議
日程第 1 市政に対する
一般質問(続行)
日程第 2 案第48号及び議案第49号(説明、質疑、
委員会付託)
議案第48号 平成31年度伊賀市
一般会計補正予算(第1号)
議案第49号 平成30年度伊賀市
一般会計補正予算(第7号)
──
予算常任委員会付託
日程第 3 議案の訂正
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〇会議に付した事件
議事日程のとおり
─────────────────────────
〇
出席議員(24名)
議席番号 氏 名
議席番号 氏 名
1番 川 上 善 幸 君 13番 福 田 香 織 君
2番 北 森 徹 君 14番 森 川 徹 君
3番 信 田 利 樹 君 15番 生 中 正 嗣 君
4番 西 口 和 成 君 16番 上 田 宗 久 君
5番 福 村 教 親 君 17番 近 森 正 利 君
6番 宮 﨑 栄 樹 君 18番 中 谷 一 彦 君
7番 桃 井 弘 子 君 19番 百 上 真 奈 君
8番 山 下 典 子 君 20番 北 出 忠 良 君
9番 市 川 岳 人 君 21番 空 森 栄 幸 君
10番 赤 堀 久 実 君 22番 岩 田 佐 俊 君
11番 嶋 岡 壯 吉 君 23番 安 本 美栄子 君
12番 田 中 覚 君 24番 中 岡 久 徳 君
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〇
欠席議員(なし)
─────────────────────────
〇欠 員(なし)
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〇説明のため出席した者
職 名 氏 名
市長 岡 本 栄 君
副市長 大 森 秀 俊 君
危機管理監 吉 川 泉 君
総務部長 稲 森 洋 幸 君
総務部理事[秘書、調整担当] 山 本 幸一郎 君
総務部法務統括監 石 田 美奈子 君
企画振興部長 宮 崎 寿 君
財務部長 百 田 光 礼 君
人権生活環境部長 田 中 克 典 君
人権生活環境部理事
[生活環境担当] 高 木 忠 幸 君
健康福祉部長 田 中 満 君
産業振興部長 服 部 智 秀 君
建設部長 山 本 昇 君
建設部理事兼
次長事務取扱 中 井 秀 幸 君
消防長 久 保 安 治 君
市民病院副院長[
事務部門]兼
健診
センター副
センター長 松 田 克 彦 君
会計管理者 松 本 浩 典 君
上下水道事業管理者 北 山 太加視 君
上下水道部長 清 水 仁 敏 君
教育長 笹 原 秀 夫 君
教育委員会事務局副教育長 谷 口 修 一 君
代表監査委員 鈴 木 陽 介 君
監査委員事務局長 松 本 成 隆 君
農業委員会事務局長 加 藤 敦 君
─────────────────────────
〇
出席事務局職員
職 名 氏 名
局長 田 槙 公 博 君
議事課長 籔 中 英 行 君
議事課副参事[議事調査係長] 岡 井 良 行 君
─────────────────────────
(午前10時00分 開議)
○議長(
岩田佐俊君)
おはようございます。
これより本日の会議を開きます。
本日、ただいままでの
出席議員数は24名、会議は成立しました。
本日の
議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
これより、議事に入ります。
日程第1 市政に対する
一般質問についてを議題とし、一昨日に引き続き続行します。
質問順位第15番 田中覚君ですが、質問に際し、モニターによる
資料提示の申し出があり、議長において許可をしておりますので御了承願います。
それでは田中覚君の質問を許可します。
田中覚君。
(12番 田中 覚君登壇)
○12番(田中 覚君)
おはようございます。過日、10日ぐらい前だったか、同級生が脳卒中で亡くなりました。この狭い田舎のことですので、そのお兄さんは
確か市長の同級生、その弟さんが亡くなったと、そんなことで、非常にショックを受けまして、随分悲しかった。いや悲しかった以上に悔しかったかなというふうなこともあります。
2月の28日に本会議が開催され、平成31年第1回
伊賀市議会定例会で、その市政及び
予算編成方針ということで、市長が述べられた文字数を示していただきましたら1万6,721文字、48分間にわたる朗読をいただいて、称して31年度の
予算伊賀流元気にぎわい予算というものを私たちは聞かせていただきました。
そこで、たくさんの早急に取り組む事業ってあって、たくさんのたくさんの、そこで特出しに待ったなしが5本あるということなんです。何が待ったなしで何が、たくさんさっさとやらなあかん中でもどこが待ったなしの5本なのかというのがよくわからなくて、分野別にでも随分とお述べをいただきました。この特出しの5本、市長の思い入れというんですかね、ひとしおの政策、市長からこの5本を特出しにされた、その
優先度合いの基準、これをまずお示しをいただきたいと思います。
以上、こちらで質問させていただきまして、あとはその御答弁によって再質問のほうに展開していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(
岩田佐俊君)
市長。
(市長 岡本 栄君登壇)
○市長(岡本 栄君)
文字数を考えていただきまして、数えていただきまして、大変ありがとうございました。あれでも随分減らしたところでございます。
さて、待ったなし、早急の基準はどことかということでございますけども、伊賀市が合併をいたしまして15年を迎えます。合併当初から人が輝く地域が輝くというキャッチフレーズで
新市建設計画ですとか
総合計画に基づいて
各種施策や事業を実施してきたところであります。その結果、市民の皆さんがその成果や果実を享受された多くのものがあるというふうに考えております。
しかし、将来にわたって伊賀市が持続可能な町であるためには、中長期的に取り組むべき課題がまだまだ残されていることも事実であります。
これまでも第2次
再生計画4つのプロジェクトなどによりまして、
施策事業を進めてまいりましたけれども、次年度では次の世代、次世代に元気、
にぎわいのある伊賀をつなぐという視点に立って、そのため
課題解決に向けて、まず喫緊に取り組む必要がある施策などを中心に待ったなし、早急に取り組むべきものとして捉えているところであります。
具体的には、市役所の移転に伴います
中心市街地の一日も早いに
ぎわの創出、
町なか活性化に関連する諸課題の解決、
災害対策、
少子高齢化対策、
次世代育成などの
施策事業について、
施策評価結果や
まちづくりアンケートの結果なども踏まえたところであります。
なお、
施政方針でも述べたところでありますけれども、各分野にわたる
施策事業についても引き続き取り組んで持続可能な伊賀市づくり、住みやすい安心・安全の充実した
まちづくりを進めたいというふうに考えているところであります。
○議長(
岩田佐俊君)
田中君。
○12番(田中 覚君)
私、いつもこの場で申し上げるのは、行政または政治、理不尽なことはありませんか、矛盾が生じていませんか。その理不尽なり矛盾を取り除くのが、ここにいる私たちの知恵の出しどころ、こういうことを申し上げております。
緑ヶ丘南町で朝7時に容体が悪い、救急車を手配した。その救急車は
上野市民病院を見過ごして名張へ行かざるを得なかった。結果わかりません。だから、名張までの距離が、搬送時間があったので、ひょっとして死を早めたのかもわかりませんし、
因果関係はわかりませんけれども、家族の方の思いは非常に悔しかった。そこに病院があるじゃないか、こういうことなんです。
私がもし市長なら待ったなしは、やはり命を守るということ。
中心市街地も大事だけれども、命を守るということが非常に大事なことではないか、こんな憤りを実は感じたんです。
少しトーンを下げて、待ったなしとか早急とかおっしゃっていただきますけれども、こんなことがあったなということを振り返りました。四十九の方角、どちらなのかな。四十九に新しい駅ができた。新しい駅ができたんだけれども、その駅にしらさぎ号がタッチ、なかなかしなかった。こんな現象があったんですよ。その時間差を調べてみると、平成の30年、去年の3月の27日、4月にできたんですよ。30年の4月。しかし、しらさぎ号がタッチしたのは、ことしの1月1日。半年以上せっかく駅ができたのに、そこにしらさぎ号がタッチしなかった。これって行政の
タイムラグじゃないのかな。こういうことが、伊賀市がびゅっと、せっかくのポテンシャル高い地域にありながら、びゅっと活性化できない大きな要因、つまり行政の怠慢がそうさせているのではないか、私はそのように思いますが、この
タイムラグの反省は、今回のこの議会に行かされてますか。
○議長(
岩田佐俊君)
企画振興部長。
○
企画振興部長(宮崎 寿君)
今、御質問のございました四十九駅の開業と、それからしらさぎ号の
路線ルートの変更、これがまず
タイムラグの部分について少しお話をさせていただきたいと思います。
おっしゃいますとおり、四十九の開業からしらさぎ号の
ルート変更まで、約9カ月間のあきがございました。平成30年3月17日の四十九駅の開業時は、近隣約100メートルのところに
森下弁柄前停留所、それから
イオンタウン伊賀上野停留所がございまして、当面予想される四十九駅の乗降の状況を勘案しますと、乗り継ぎの利便性が一定確保されているとして、ダイヤやルートの変更の必要性は低いというふうに判断をしておりました。しかし、ことし1月の新
庁舎開庁時におきましては、市街地から市役所へお越しいただくための
アクセス整備と、そのために見込まれる四十九駅
利用者増加の対応を同時に行いまして、市民の皆さんの利便性をより高めるために1月1日から大規模な
ダイヤ改正や
ルート変更を行ったものでございまして、何といいますか、開業と同時に行わずに、そのニーズや必要性を勘案した上でルート・
ダイヤ変更を行ったものでございますので、特別時期が遅いとかいうものではなかったというふうには思っております。
○議長(
岩田佐俊君)
田中君。
○12番(田中 覚君)
今の答弁をお聞かせいただきましたら、全く反省がなくて、せっかく駅ができたのに、より駅を利用していただくために、そこにしらさぎ号がタッチすれば、直ちにタッチすれば、市民の利便性が上がったのになという部分が欠落してると、あえて申し上げておきたいと思います。
それでは、この
施政方針、約48分間にわたる
施政方針の第1ページ目、いわゆる新庁舎ができたので旧の庁舎が空き家になったという記述があるの。じゃあ、ここの建物がもう移転してできるというのは、ざっといったら2年前から、もうわかってるのに、この2年間を使って
十分熟慮に熟慮を重ね、議論に議論を重ね、あるべき姿を求めてこなくて空き家になったとおっしゃるのは、誰の
政策熟度が足らなかったというの。これ、宮崎さんか、違うよな。一遍、副市長にお伺いしてみようかな。誰の
政策熟度が足らなかったの。
○議長(
岩田佐俊君)
副市長。
○副市長(
大森秀俊君)
南庁舎の問題は、いろいろ議論いただいてるわけでございまして、我々としては、この2年間、しっかり市の議会の御提案もいただいて、それから執行部の提案もお出しもした上で議論を深めてた中で、たまたまその期間が2年間かかってしまってるということですから、我々、早くそれを次のステップに踏み込みたいというふうに考えてるんですが、なかなか御意見いただけないということですから、今そういうふうなことになってるということです。これ早くやる必要があるというふうに思っております。
○議長(
岩田佐俊君)
田中君。
○12番(田中 覚君)
政策熟度を高めるのは、
皆さん方の仕事で、私たちもいろんな提案をさせていただきますが、そういうことを十分に踏まえなくちゃならないと、私は思ってるんです。
12月議会、つまり旧庁舎での最後の議会で、市長、もうあんたやめなさいという
不信任決議案、たまたま4分の3の賛成がなかったので、否決されましたけれども、過半数以上の人がもうやめたほうがええでと、もう無理でっせと、こういうことを申し上げた。そのときに、市長の市政の運営の仕方、少し疑問ありますよねということで、
問責決議、これについては可決をされたということ。そういうことを踏まえて、この3月議会にはもっと目先の変わった、いやいや、もっと熟慮が深まった提案が出てくるのかと思いましたら、そうじゃなかったのは非常に残念なんです。
そこで、私は行政もうちらの政治も当然のこと、うそはあかんと思う。また、確かに事実であっても誇張したら、こんやつをこんな言うたらあかんと思う。ましてや、誇張によって市民に不安をあおるようなことをしたらあかんと思うんですが、例えば、この
予算編成方針をお出しいただきまして、その12ページ目に
田舎暮らしの本というのが御紹介いただいてるんです。
田舎暮らしの本、伊賀市は随分と選ばれる町になったよねということを書いていただいてあるんですよ。宝島というところから発行された
田舎暮らしの本、伊賀市は住みたい
田舎ベストランキングで東海では5番、三重県では1番、人口10万人未満の
自治体部門で全国で46位になって、なかなか伊賀すごいやないかということで、ちょっと調べてみたんです。そんなええ町なんやろか。私の認識と違うので、失政ばっかり続くこの伊賀市がそんなにええ町やろうかと思って調べてみたら、事実は違ったんですよ。小さな
町ランキング、いわゆる人口10万未満の
ランキング、
アンケートにお答えいただいたのが、確か567自治体、567自治体というのは、どの辺に位置づけられてるのかなと思いまして見ましたら、人口1万人、人口1万から2万とかずっと自治体の規模別にあって、人口10万人まで、1,454団体。つまり、この
田舎暮らしでいうところの567団体というのは、10万人までの全体の38.9%、39%ぐらいの数で伊賀が一番になったとか、東海ではどやこやというのもいささかちょっと言い過ぎではないか。誇張し過ぎではないか。隣の木津川市、隣の甲賀市見ても、移住者も非常に多いけれども、この
アンケートには答えていなかった。したがって、ここの記述については誇張をして、いかにも伊賀がいいように映っている。私は、そういうふうに捉えざるを得ないということなんです。
もし、ここの部分で何かおっしゃりたいことあれば、どなたでも結構です。そんなこと違うよとおっしゃってくだされば、ありがたいと思います。どうぞお願いします。
○議長(
岩田佐俊君)
企画振興部長。
○
企画振興部長(宮崎 寿君)
今、御説明をいただきました宝島社から発行の
田舎暮らしの本、住みたい
田舎ベストランキング、これについては、現実的にこういう
田舎暮らし、住みたい
田舎ベストランキング、こういう本が出まして、その中で、今、議員から説明がございましたとおり
東海エリア部門で総合5位、
三重県内では1位、それから人口10万人未満の
自治体部門で567の中で46位に選ばれたというのは、これは事実でございます。
ほんで、これは、宝島社が
全国自治体に向けて調査をしているものでございます。その中で、回答があったのが、先ほど言ってる数に、567とかいう数になってくるわけでございますけれども、
アンケート内容は220項目に及ぶ
アンケート調査がございまして、そういう項目の中で伊賀市は
移住施策に力を入れていること、また、
子育て世代への支援、こういう部分が非常に高く評価されているというふうな結果でございます。
特に、回答を寄せる自治体というのは、やはりそういった
移住施策や
子育て世代の取り組み、こういったところにやっぱり力を入れて、自分とこのアピールをしたい自治体というようなことも言えるわけでございまして、必ずしも1,700を超える自治体がある中で567の数字だから、うちの評価が低いと、そういったものではないというふうに思っております。
○議長(
岩田佐俊君)
田中君。
○12番(田中 覚君)
いやいや、評価が低いと言ってない。これだけのサンプルでこんなふうに大きくいうのは誇張ではないかと、こんなことを言います。誇張の点検、もう一つお願いします。
資料1番を写してください。
施政方針の2ページ目に、地価の下落、いわゆる伊賀市の地価の下落が進んできて、市街地ちゃんと、
中心市街地、南庁舎ちゃんと整備しないと
周辺地域にも地価の下落が始まって、市全域的に
固定資産税の減収につながりかねない、えらいことになると、こういうふうに表現されてるの。もうこの市民に聞いたらむちゃくちゃ不安を感じるんですよ。どんどんどんどん寂れていって、どんどんどんどん地価が下がっていって、どんどんどんどん
資産価値が下がって、そして十分な
サービスを受けられないようなことなんですが、これちょっとごらんいただけますか。
図から見まして、左側、これが丸之内のいわゆる
固定資産税に一番直結する路線価を示したところ、平成6年あたり、このあたりが12万2,500円ですか。一番高かった。そういうふうなこと。向かって右のほうは、この新庁舎のあります問屋町、卸団地のあたりの路線価なんです。一番高いとこで、やはり平成6年の8万6,100円、今、平成30年でごらんをいただきたいんですけれども、市街地、いわゆる
丸之内近辺は、一番高かったところから見ると、今32%ぐらいで踏みとどまっているんですよ。
バブル経済が破綻したといえども税収が伸びてきたとこ、そこで今踏ん張っている。商業団地、卸団地のほうは、一番高いときの約2割程度、名阪国道があります。線引きも解消しました。しかし、下落が続いてる。
資料2をわかりやすくごらんいただきたいので、これが、ブルーの字が丸之内の地価の下落、オレンジの字が問屋町の地価の下落を示しています。全体の3割2分でとどまっている丸之内、高いときから見ると2割程度まで落ち込んだ問屋町、そうすると、この表からも先ほどの図からもこのグラフからも見ますと、市長のおっしゃる
固定資産税が、地価の下落が市街地だけじゃなくて
周辺地域も始まって、
固定資産税が入らなくなって
市民サービスに大きな影響が出るおそれがあると、あえてこういう表現をして市民の不安をあおる、私
たち議員の不安をあおるという手法はどこから出てくるの。これ起案だれなの、文章の起案。それをひょっとして市長は、何も感じずに読んだの。あえてこれをおっしゃることによって、市民及び議会の不安をあおったの、いかがなんですか。
○議長(
岩田佐俊君)
市長。
○市長(岡本 栄君)
はっきり申し上げたいと思います。私たちがしっかりとしたエビデンスに基づいて申し上げていることでありまして、議員がそのように評価されるのは議員の観点からということになるわけでございます。
○議長(
岩田佐俊君)
田中君。
○12番(田中 覚君)
だから、こんなことをこんなに誇大、うそとは言ってませんよ、事実ですよ。事実であるけれども、誇大表現はいかがなもんかな、こんなことを実はこの議会で申し上げた、このことを御理解をいただきたいと思います。
しかし、ええこともしていただいてるんですよ。
保健事業って中にあったの。ちょっと待ってくださいね。これはぜひとも御紹介しとかんことにはと思って。
施政方針演説の4ページ目にちょうど真ん中ぐらいに
保健事業はということで、ここ、去年いわゆる、ことしですね。平成30年度から始めていただいた市単の事業、つまり、少し私もメタボのほうになってきてますから、
生活習慣病を予防したり、また改善するために健診を積極的に行ったり、糖尿病からくる人工透析を減らすために施策を打ってくれた。これは、今までの伊賀市だったらそこで終わっちゃうの。しかし、これの次の行に、
国民健康保険被保険者の
健康増進を図ることによって、医療費の削減につなげているというふうな記述をいただいております。
そうしたときに、今、
保健事業ですけれども、
地域医療や
地域福祉や障がい福祉、または、介護など全般にわたっての事前のケア、もしくは大きな病気にならないために
手前手前で予防を啓発していこうとすることは、この横串として今回の提案には、まだまだ見られないんですけれども、
健康福祉分野において、そういうことについてのお考えはございますか。
○議長(
岩田佐俊君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(田中 満君)
私ども取り組んでおります、今、事業について御評価いただきましてありがとうございます。
横串というところにおきましては、同じ
健康福祉部内に10の課がございます。今、議員、御紹介いただきました糖尿病の腎性の
重症化予防事業でございますけども、
保険年金課、
健康推進課が連携をしまして取り組んでおります。
あと、同じく
健康推進課が取り組んでおります
健康マイレージ事業でございますけども、働く世代の健康の意識づけということで、いろんな展開をしておるんですけども、応募をいただいた景品に地場産で何かそういった物を御提供できないかということで、
農林サイドのほうと協議をしておりますし、あと、いろんなところで
地域づくり、
まちづくりというようなところも
健康づくりの一つであるという認識から、
企画サイドのほうとも協議をしておりますので、庁内でいろんな横串というか、各部署との連携を図っておるところでございます。
○議長(
岩田佐俊君)
田中君。
○12番(田中 覚君)
じゃあ、こんな尋ね方させてください。
私、その席で冒頭に、私の同級生が亡くなった。
上野市民病院を横目に見ながら、
名張市民病院に搬送された。あなたたちは、
事前事前に健康、予防、病気にならないために健康の増進に努めていった。しかし、いざとなったときの病院が見過ごして、
名張市民病院へ搬送された市民のことを事実として捉えて、あなた自身は悔しくありませんか。
○議長(
岩田佐俊君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(田中 満君)
私、この市内で二次
救急医療が完結するということを目標といたしまして、私ども、私自身取り組んでおるところでございます。いろいろな感情もございますんですけれども、いろんな施策、今は伊賀市内に上野総合
市民病院、岡波総合病院さん、2つの大きな病院がございます。将来的に、この2つの病院で伊賀市内の市民の皆さんの二次
救急医療を担っていただきたいと、このように考えております。
○議長(
岩田佐俊君)
田中君。
○12番(田中 覚君)
よくわかりません答弁でした。副院長さん、私、先ほど申し上げた、それこそ待ったなしなのさ。でも、
施政方針演説なんかでは、黒字転換してきたよというふうなこと、もしくは病院長がかわるよというふうなこと、ここに注視してるということは、全く市民との乖離、市民との思いが病院の経営者と乖離してるふうに思ってならんの。
今までの議論をお聞きをいただいてね、副院長のお立場として、いやいや、市長待ってよ、待ったなしやったら、伊賀の市民の命をちょっとでも守りたいのが病院の使命じゃないかと、私はそのようにおっしゃっていただく勇気があってもいいと思うけど、どうだろう。
○議長(
岩田佐俊君)
市民病院副院長。
○
市民病院副院長〔
事務部門〕兼健診センター副センター長(松田克彦君)
市民病院の項目のところ、最初のところに
救急医療の充実ということは書かせていただいてございます。市民ニーズが、先ほど
健康福祉部長も答弁されたように、市民のニーズが市内で
救急医療完結というのにあるというのは、私ども前々から意識してございますので、その充実に向けて取り組んでるところでございます。
○議長(
岩田佐俊君)
田中君。
○12番(田中 覚君)
だから、早急に、もう総花的な、早急の中から特出しして、待ったなしに置くのは命を守ることじゃないのかと、私はそのように申し上げているの。
南庁舎の利活用、確かに旧市街地、もしくはその周辺の方々であっても、確かに大事な政策であることは間違いないと私は思う。しかし、今の例を挙げると、もっと待ったなしがたくさんある中での整合性をつけていかなくちゃならないということでしょ。私が、先ほどバスでせっかく駅ができたのに、この庁舎ができるまでバスをタッチしなかったということを朗々とさも正当化していただいたけれども、せっかく駅できた、すぐにタッチして、市民の利便性の向上、たとえ少しでも歩いていくという、
サービス精神がなかったらあかんということを申し上げた。
じゃあ、この議論を進める中で次の資料をちょっと映していただけますでしょうか。
きのうの全員協議会で頂戴した資料です。こうやって映し出すと少し見にくいかわかりませんけども、きのうの全員協議会でお配りされた資料ですので、少し済みません、申しわけないんですが、御理解ください。
赤でぽつぽつぽつぽつとあるのが、きのうも御説明いただいたように空き家と言われてるところ。結構、城下町、高台と言われるところふえたなと私は思います。こんなに空き家ってあるのというふうなことを思いました。そこで、栄楽館を一つの起点として、新しい町をつくっていこうという事業、きのうもその調印式が行われて、きょうの伊賀版の新聞なんかには大々的に知らしめていただいてございました。栄楽館というのは、ちょっとどんな感じかというと、きのうお配りいただいた、次の4枚目をお示しください。
これもちょっと細かい図面で、非常にわかりにくいんですが、御勘弁をください。
これは1階の平面図なんです。この平面図を見たときに、確かここの栄楽館は、40人槽の単独浄化槽が埋まっていたよねと思ったの。過日、下水道のほうに、この栄楽館は新しいホテルとなります。新しいレストランとなります。多くの人が行き交うときに、この面積や
サービス内容からすると、どのぐらいの浄化槽が必要なのということを計算していただいたら、確かじゃないけれども大体120人槽の合併浄化槽が必要だということをおっしゃられた。120人槽、調べてみたら、大体その幅が2メートル50センチぐらい、長さが大体9メートルぐらい、深さが大体3メートル弱ぐらい、メーカーによって若干違うんですけどね。これってどこへ、いわゆる生けるというのか埋めるというのか、設置するのということ。この非常にすばらしい中庭がある。裏にも庭がある。この栄楽館に2メートル50センチ掛ける9メートル掛ける2.8メートルの合併浄化槽120人槽、どこに埋めようとされてるの。可能なんですか。
○議長(
岩田佐俊君)
答弁願います。
人権生活環境部長。
○
人権生活環境部長(田中克典君)
ただいま御質問いただいた栄楽館の改修に関する合併浄化槽の位置でございますけども、この今映し出されている絵でいきますと、まだ、どこにというのは確定はしておりませんが、候補としてですけども右上に今でいう事務所ってちょっと入るところがあるんですけど、その下につぶつぶみたいになってるのがコンクリート製の石畳のようなものがひいてあるんですけども、そちらの庭との間がちょうど2.5メートル少しあるんですけど、幅が、そちらのほう、多少庭に埋めるときには庭にかかるかもしれませんけれども、基本的にコンクリートの石畳のような部分のところに入るというふうに考えておりますが、まだ場所について確定はしておりませんが、一つの候補としてそのように考えております。
○議長(
岩田佐俊君)
田中君。
○12番(田中 覚君)
じゃあ、田中部長にもう一度お尋ねする。今回の
施政方針演説の6ページ目に、下水道のこと書いてあったの。公共下水道の理解をさらに深めていって、早期の事業化につなげたいと記述がある。この早期の事業化につなげていきたいというのは、高台なんですわな。旧市街地なんですわ。今、あなたが、ここの石畳の下におおむね入るんではないか、このようにおっしゃるのは合併浄化槽なの。そうすると、片方では、公共下水を進めようとしてる、片方では公共で合併浄化槽でいいじゃないかって、合併浄化槽を入れてしまう。じゃあ隣の方は、私はどっちへ参画したらいいのってならへんか。なりませんか。田中部長、どうなんだろう。
○議長(
岩田佐俊君)
人権生活環境部長。
○
人権生活環境部長(田中克典君)
その公共下水道の方針につきましては、また
上下水道部長さんからお答えはいただくと思うんですけど、基本的に公共下水道のエリアであれば、公共下水道に入っていただくというのが基本でございますが、それまでの間、個別には合併浄化槽を利用した浄化というのも、当然、個人的にやるということは問題ないと考えておりますが、担当部長さんのほうからお答えいただきたいと思います。
○議長(
岩田佐俊君)
田中君。
○12番(田中 覚君)
いやいや、だから二重投資にならないかということを私言うてるの。あなたがやりたい、合併浄化槽を生ける、片方のセクションでは公共下水道を推進してる。あなたが今やろうとしてることは、二重投資にならないかということを聞いてるの。どうなのか。
○議長(
岩田佐俊君)
人権生活環境部長。
○
人権生活環境部長(田中克典君)
今おっしゃっているのは、恐らくこの事業で一旦投資をして、また何年後か何十年後か知りませんけど、公共下水ができたとき、また投資をするんじゃないかということでございますね。そういう意味では、そういった形になれば二重ということにはなるかと思いますが、公共下水道が整備されるまで、早期にやっていくのが当然ですけど、実現するまでの間に緊急にこの事業を進めていくということでは、やはり合併浄化槽を先に埋めるという選択肢もあってもいいかと考えております。
○議長(
岩田佐俊君)
田中君。
○12番(田中 覚君)
そうするならば、ずっと高台は全部、合併浄化槽でしてくださいといったほうが早くない。どうなの。いやいや、政策の。
○議長(
岩田佐俊君)
人権生活環境部長。
○
人権生活環境部長(田中克典君)
済みません、今の御質問については、ちょっと私のほうで判断というか御答弁ができませんので。
○議長(
岩田佐俊君)
田中君。
○12番(田中 覚君)
いや、旧市街地の活性化を図るために栄楽館をうまく利用して、集客及び宿泊客もふやすという非常にいい事業をしていただこうと私は評価してるの。しかし、やる手法が伊賀市全体の政策からいうたらちぐはぐしませんか、駅ができたのにバスがタッチしないようなことになりませんか、その逆やね。こちら、もう2年も前からここに市役所ができると言うてるのにもかかわらず、空き家になったということで議会の責任のような表現になっていませんかということと一緒なんです。どうやって政策合わせていくのということ聞いてるの。私は下水道のこと知らんといって、合併浄化槽入れていく、それは違うと思うな。それならば、ここを有効に生かすために、さっさと公共下水を進めてくれとあなたが言うんだったらわかる。あなたの政治スタンス、政策の選択スタンスはいかがなんですか。
○議長(
岩田佐俊君)
人権生活環境部長。
○
人権生活環境部長(田中克典君)
ですので、公共下水を早く整備するのは、どなたにとっても望まれていることですので、私もそのように考えております。が、まだ、着手時期とかが明確に決まっていない中で、この事業をやらせていただくということでは、やはり先行して、この合併浄化槽を利用した形も選択肢として選ばせていただくというのは、一つの方法と考えております。
○議長(
岩田佐俊君)
田中君。
○12番(田中 覚君)
公共下水事業の中で一番問題となるのは、全てが下水が普及していなかったらいいんですけれども、たとえ合併浄化槽といえども、あったときに面として捉えて、この面全域が公共下水道に御参加ください、面積割りであんたのとこは幾らの賦課金要りますよ、あんたとこは幾らですよということで寄ってく。合併浄化槽をしたのにもかかわらず、また公共下水道いくのにうちはお金払わなあかんのといって、政策にちぐはぐが出てくるということ。したがって、あなたが提案する前に公共下水がこうあるべきだということを明確に打ち出していただいて、それの補完をするために、今これだけの期間こうするんだということがあれば、私は丸。今の答弁では、不完全だと私は思うんです。
今、町の
にぎわいを取り戻すための議員連盟に参画をさせていただいて、何カ所か聞き取りに行かせていただきました。そうすると、ある商店街の長の方が、こんなおっしゃい方して、一例を挙げていただきました。自分とこの家の前に約450坪の土地があった。土地が広くて家は小さかったんだけども、高く売り先を探していたけれども、なかなか売り先が見つからずに、仕方なしにあるハウジングメーカーに売却した。ハウジングメーカーはずっと更地にして6区画に割った。まだ家も建っていないにもかかわらず、3区画既に売れたという。非常に、この上野の旧市街、高台の魅力というのは、非常に高いものがあると、私も思います。数字で見たこともありませんし、根拠もありませんけども、感覚的には非常にそういうふうに思ってます。非常にポテンシャルが高くて、大体坂道も少なく、平地、学校も近いというふうなこともあって、非常にポテンシャル高いところで450坪が6区画になって、3つがもう既に売れた。家も建っていないのにということを聞いたときに、先ほどのもう一度空き家の点々、戻していただけますか。
田中部長が、栄楽館を中心に町の再生、集客やら誘客を図っていただく施策も大事なんだけれども、この点々、いっぱいある点々の空き家が、更地になって、これがさらに回転していく、いわゆる土地の取引が生まれて、その土地の取引によって路線価が決まって、そして路線価が決まって
固定資産税がふえていく、家の
固定資産税もふえていく、新しい新築ですので、そういうふうに
まちづくりを再生していくということのほうが、私は
優先度合いは高いと思うの。
今、無理無理栄楽館に、無理無理合併浄化槽を、それも石畳を割って無理無理一部のすばらしい庭も少し割愛しながら、無理無理栄楽館を再利用するということも大事かわからないけれども、先ほど申し上げた450坪の土地が再利用されることによって、新しい取引が生まれることによって、新しい家が建つことによって
固定資産税がふえていくというふうなことに政策を持っていくほうが、私は大事なことであって、今回の
施政方針演説予算編成方針にお示しをいただいた、市役所がなくなったから地価が下がって、加えて町が寂れていって住民
サービスできないよ、人1人の命守れないよ、名張へ搬送しなくちゃならないよ。こんなとこへつながっていくというのは、私は違うと思う。トータルの私の意見をお聞きをいただいて、岡本市長さん、どういうふうにお考えいただくだろう。
○議長(
岩田佐俊君)
市長。
○市長(岡本 栄君)
田中節をうかがったなという感じがいたしますけれども、申し上げておきたいことは、待ったなしというのは、今この時点において、何ができるかということでありますし、おっしゃるような命を守るとか、あるいは健康を守る、社会福祉医療というのは、これは私が在任中の通底している最重要課題であるということでございますので、なおざりにしていることでもございません。
また、町の今、活性化のお話がございましたけれども、おっしゃるようなことも、我々はコンパクトシティー化ということで、これは、課題として常に考えていることであります。
以上でございます。
○議長(
岩田佐俊君)
田中君。
○12番(田中 覚君)
議論の溝は埋まりませんけれども、私も市長もだめですよ、市長の政治スタンスだめですよというところに参加をさせていただきました議員の1人として、今の答弁では非常に31年度も寂しい伊賀市であって、伊賀のポテンシャルが発揮できない、こんなことを申し上げて、今回の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
○議長(
岩田佐俊君)
これをもって田中覚君の質問を終了します。
続いて、
質問順位第16番 信田利樹君の質問を許可します。
信田利樹君。
(3番 信田利樹君登壇)
○3番(信田利樹君)
3番、明政クラブ、信田利樹でございます。議長のお許しを得ましたので、通告どおり
一般質問をさせていただきたいと思います。
まず、一番初めに、道路の安全性について、そして2番目といたしまして、市民と行政の連携と協働に関してをお聞きしたいと思います。
ちょうど先ほど田中議員の質問の後というのは、なかなか勇気のいるような雰囲気で、市長おっしゃった田中節がもう響いてましたんで、ちょっと私なんかもうどうしたらええんかなと、まだ新人の議員ですのであれですけども、自分なりに一生懸命頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
だんだん気候がよくなりまして、外に出る機会も多くなってきます。そうなってきますと、やっぱり交通事故とか事故の面が多発する可能性もございます。その事故と申しましても、なかなかやっぱり道路上によく起こることが、やっぱり常日ごろだと、駐車場とかもありますけども、やっぱり道路上が一番多いんじゃないかと思います。
ほんで4月になれば、春の交通安全週間も始まります。そこで、お聞きしますが、道路の安全、日ごろからパトロールを管理者の方がやられると思います。その道路パトロールをどのようにされてるか、まずお聞きしますので、よろしくお願いいたします。
後の質問につきましては、自席で行いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(
岩田佐俊君)
答弁願います。
建設部長。
(
建設部長 山本 昇君登壇)
○
建設部長(山本 昇君)
失礼します。建設部の山本でございます。よろしくお願いします。
道路パトロールの御質問でございまして、道路パトロールにつきましては、5人2班体制で車両2台で伊賀市全域の幹線道路を中心に計画的に巡回しておりまして、舗装の損傷やガードレール、カーブミラー等道路附属物の点検、また、道路上の落下物の撤去や倒木処理を行っております。
ふぐあいを発見した場合には、小規模な修繕においては職員が行っておりますが、職員での対応ができない場合は、安全対策を行った上で、業者に発注し修繕を行っております。
以上です。
○議長(
岩田佐俊君)
信田君。
○3番(信田利樹君)
ありがとうございます。
本当に、そうやって2班体制で常に計画的にパトロールを行っていただいてるということで、本当にそれが事故を未然に、事故を起こすような、事故がなくなるように未然に防いでいただいてると思います。市民の1人として感謝いたします。
ところで、聞き取りのところでもちょっとお聞きしたんですけれども、郵便局の職員さんとかJAの職員さんのほうからでも、日ごろ走っていただいてるときに道路に異常があったときに市のほうに通告していただいてると聞いてます。その通報というのは、年間やっぱりそういうところからたくさん入るんですか。ちょっとその件数、わかれば教えていただけますか。
○議長(
岩田佐俊君)
建設部長。
○
建設部長(山本 昇君)
私、先ほど申し上げました日々、日常そういった形で道路パトロール、5人で2班体制で行っておりますんですけども、広く考えますと、道路河川課の職員もパトロールをしておりますし、もっといえば、ここに集う、集うといいますか仕事で来る朝の通勤等で500人、600人各地からここへお勤めになるときに、やはりドライバーとしてそういった危険箇所とか異常なところがあれば、随時道路河川課のほうに、ここのこういうところが悪かったよとか、そういった異常の連絡がございます。
数値、何件くらいという数値はちょっと今手元ありませんですけども、やはりそういった異変を発見して道路管理者に連絡していただくことによりまして、異変が進行する前に対策ができるんかなということで、そういった市民の方もそういった異変している箇所を見つけられたら、通報なり連絡をいただきまして、この道路施設の長寿命化や先行に直すことによって将来的に費用の負担の減になるというふうに考えております。
○議長(
岩田佐俊君)
信田君。
○3番(信田利樹君)
部長、もちろん職員の人はもう通勤してたら当たり前ですし、また、逆に一緒の土木関係の人がそういうことを見つけたらすぐにするのはわかってる。今言うてるのは、前に確か郵便局さんとかJAさんと、そういう提携結びましたよね。そういうふうなパトロールで見つけたらって、だからそれで民間の人の力をおかりしてるということをちょっとお聞きしたかったんで、ちょっと部長、多分、今資料持ってないんですか。ほなまた後からください。
そういうのもやっぱりおっしゃってるように、皆さんが気をつけて、そしてやっぱり管理者にについて、これはもうもちろんあれなんですけども、やっぱり企業さんとかいうのを協力してもらうということが、私はそれが一番うれしいことであって、またもっとほかの企業さんも広げられたらなと思ってちょっと質問させていただいた。
そして次に、道路の清掃、道路の掃除というのは、どういうふうにされてるか、ちょっとお教え願いますでしょうか。
○議長(
岩田佐俊君)
建設部長。
○
建設部長(山本 昇君)
道路の清掃でございます。
日常の路面の清掃というか、そういうのにつきましては、先ほど私申し上げました道路パトロールのパトロール員によりまして、小規模な側溝の泥上げとか除草、道路落下物の除去を行っております。道路パトロール員で対応できない場合には、大きな機械とかスイーパーとか道路の清掃の場合は、専門業者に業務を発注しております。
また、地域の住民の方々に御協力いただきまして、側溝の泥上げ、草刈りを行っていただいておりまして、土のうの配付とか上げたいただいた土の回収とか、あと除草、草刈りしていただいたときの燃料の支給とか、そういったことで行っていただいてるというのが実情でございます。
○議長(
岩田佐俊君)
信田君。
○3番(信田利樹君)
確かに、そうなんですけども、この間もちょっと地域であったんですけども、側溝とかあんなんは本当に泥上げしたりできるんですけど、掃除は、雨水ますってありますよね、格子の入った。あれがなかなかふたがあかなかったり、そこに泥がいっぱいだったりということで、困ってはった地域もあったんです。やっぱりそういうとこも日ごろから計画的にちゃんとパトロールした中でそれをチェックして、その泥とかを上げてもらう、もしくは雨水ますからそういう泥とか、今コンビニ袋とかいろんなビニール製品があって、それがますとかに入りますとなかなか詰まってしまって、これから台風とか雨季シーズンになりますけれども、そのときにますが機能しなかって、道路が冠水したりしますよね。ですので、やっぱりそういうことを日常やることについて、災害が起こったときでもそうだし、起こる可能性のあるところについてもそうやし、やっぱり日ごろから点検とかしてもらわなきゃいけないと思います。
ところで、そういう形でやってると雨水ますのところから水がたまって道路冠水ということがございます。日ごろなかなかパトロールしとると道路冠水わかりませんけども、先ほど申し上げた雨季とか台風になったときに道路冠水して、なかなか通行どめにしてるいう箇所も何カ所もあります。私もちょっと夜にパトロールさせていただいたときに24時間でガードマン置いていただいて、そこをちょっと冠水やから通れないよというのをしていただいて確認をさせていただいた。
伊賀市、そういう道路冠水するところって何カ所ぐらいあるか、ちょっとそれわかれば教えていただけますか。
○議長(
岩田佐俊君)
建設部長。
○
建設部長(山本 昇君)
今、私どもで把握しておりますところは、特に道路で申し上げますと4カ所、今把握しております。
どういったところかと申しますと、構造的に道路が、例えば名阪道路のちょっとたるんでるとことか、近鉄、JRの高架下、構造的にどうしても高さ的に下くぐらないけない場合がございます。ということで、どこかということで申し上げますと、西明寺の名阪国道の荒木木興線というんですけども、リクシルさんの上野緑工場付近のところの高架下。比土では、木津川沿いの近鉄の高架下。阿山では、河合円徳院線ですけども、河合川のJRの高架下もアンダーパスなってますので、そこが低いと。あともう一点、小田では、農済三重伊賀名張支所、前の西大手長田線のちょうど、私ども農協さんといいますか、あの前のあたりが少し冠水するということで、事前にそういったところを認知というか承知しておりますので、台風とか大雨、豪雨等ございましたら、事前にパトロール員が駆けつけていくなり、そういった通行どめにしないけない場合は、そういったことをして、事前に現地で対応をしているということです。
○議長(
岩田佐俊君)
信田君。
○3番(信田利樹君)
今、4カ所ぐらいということで、冠水しとっても、本当に20センチでも冠水やし1メートルでも冠水やし、大体一番深く冠水するとこの深さでどのぐらいの深さなんですか。ちょっとお教え願いますか。
○議長(
岩田佐俊君)
建設部長。
○
建設部長(山本 昇君)
先ほど、私、申し上げました西明寺の荒木木興線で申し上げますと、大体20センチぐらい、水がたまるのが20センチぐらいがたまったことはあります。ですので、当然そういう上がってきますと、前後で通行どめして迂回していただかないと危険ですので、事前に警備会社と協定結んでおりまして、そういった形で一時の通行どめの箇所となっております。
○議長(
岩田佐俊君)
信田君。
○3番(信田利樹君)
部長、20センチ、私さっきパトロール夜行かせてもうたとき40センチぐらいありましたで、マックスが。そのときは、まだそんな大したあれじゃなかった。地域の人に聞いたらそんなん40センチどころ違うって怒られたぐらいで、長靴履いても入ってくるし、子供なんか絶対通せへんって、まだ20センチぐらいやったら車通れるもんね、走る。そやのにやっぱり通行どめしてガードマン24時間置くというのは、やっぱり40センチぐらいじゃないでしょう。それもうちょっと把握、もうちょっとしっかりしといてください。
それと、先ほど言うた計画的に雨と雨季になったらちゃんとそこへ配備して何かしてるって言うてはったけど、これ改善することできないんですか。私ね、改善って100、ゼロ、要するに今まで、今おっしゃったように、私、地域で聞いたら60センチ、70センチつく場所あるって聞いてます。今、4つの中の1つですけど、どことは言いませんけど、その中に70センチつくっていうことがあって、通行どめして車も走ったらエンストする、子供なんか危ないということで、聞いてるとこあるんでね。だからそういうとこでも、やっぱり70センチついてるから100を、70センチをゼロにせいというんじゃなしに、それを今おっしゃった20センチぐらい、まだ車が走れるぐらい、もしくは10センチでもちょっとでもそれが半分ぐらいになるように、これ聞いたらもう20年ぐらいたってる場所もあるらしい、20年、30年ね。それがいまだに全然解消できない。確か、私、2年前の6月にもうじきこういうふうな台風とか雨季のシーズンになりますけど、冠水してる道路をどないかしてくださいと、2年前お願いしたけど、全然いまだに何も改善されてない。ということは、今、4カ所も全然、何十年前から改善されてない。やっぱり台風のときにそうやってされるのもいいけども、根本的にそういうとこの浸水を少しでも、水をどこかに逃がすとかそういう計画はできないんですか。
○議長(
岩田佐俊君)
建設部長。
○
建設部長(山本 昇君)
毎回、そういった大雨、洪水が来たら、一途一途、そういうふうに通行どめするというのは、大変道路の利用者に対して御迷惑をかけておりますので、今後ともそういった流域を少し余裕があれば、上流のほうで流域を少し余裕のある方向に流したり、いろんな工夫をしまして対応してまいりたいなと考えてます。
○議長(
岩田佐俊君)
信田君。
○3番(信田利樹君)
いつもそうやって工夫するとか計画するとか検討するとかいう言葉多いんですけども、それは実際に本当にやらないと、こういうのも命にかかわる問題、先ほど田中議員もおっしゃってたけども、本当に命というのは大事やから、事故でもそうですやんか。すぐに起こってそこで亡くなられたのつまらん。日ごろからやっぱりそういうことを考えていただいて、先ほど申しましたけど、ゼロにせいとは言いません。少しでも改善できるようにちょっとずつちょっとずつ改善できるように、それを日ごろから計画をしてください。
今回は要望にとどめておきますけど、またこれしっかりちょっとお願いしますね。
それと、今、いろいろパトロールやっていただいてた中で、いろいろ道路でも道路構造令というのがあって、それがそのようにその当時は道路とかいろんなものを道路施設についてはつくっていただいてます。でもやっぱり何十年もたってきたら、構造令も変わってきてます。そのときに、パトロールしてたときに、市民の人なんかそんなんわかれへんから絶対無理です。一般の他の職員の人、役所へ来るけども、ほかの人もなかなか道路構造令というのはわかってない。部長やったらわかってはると思いますけど、やっぱりバリアフリーになってて道路の段差がなくなるとか、そういうのもずっと変わってきてる。そういうのって、やっぱりパトロールした中で、これはちょっと昔の道路構造令はオーケーやったけど、今ちょっとこれやったら危険やなと、これ危ないなって、そういうのは見つけることであるんですか。ちょっとあれば教えてください。
○議長(
岩田佐俊君)
建設部長。
○
建設部長(山本 昇君)
何というんですか、先ほど議員さんおっしゃられました道路構造令は、各年度によってずっと少しずつ変わってきております。一例申し上げますと、例えば、防護柵の高さにつきましては、防護柵設置基準ができましたのが昭和61年7月にできておりまして、ちょっとインターネットをたたきましたら、その防護柵の高さ一つにとっても昭和61年より前にできてる橋が全国で14万橋ございまして、そのうちの61年のそういった防護柵設置基準より前の橋が50%ぐらいあるわけなんです。それじゃあ、今の基準にマッチしてるかとなりますとマッチしていないのがほぼあると、よくわかるのが今であれば、防護柵設置基準で橋の欄干であれば1.1メーターが必要なわけなんですけど、それじゃそれどうするんかということがございまして、全国的によく言われてますのは、要は橋をかけた架設年度により防護柵の設置の考え方が現行に基準によらないものがあるんだけども、それをより安全性を向上させるため、車両用防護柵の設置を適切に行うことが望ましいというような見解がございまして、私どももそういったいろんな交通の量とか子供さんの通学路とか、そういったもろもろの優先順位につきまして、可能な範囲で補助部材や補強部材を後から設置するなど、一番いいのは、それは本格的に増改築のときに、今の現行基準でやりかえたらよろしいんですけども、なかなかより現実的ではございませんので、いろんなファクター考えまして、優先順位の中でそういう補強材、補助部材で何とかできないかということを考えております。
○議長(
岩田佐俊君)
信田君。
○3番(信田利樹君)
部長、本当にそういうことは本当にそう思います。
部長、全国的なことは今おっしゃってくれて14万橋あるとおっしゃってた、伊賀市のことはおっしゃってくれなかったんで、ちょっと残念やなと、全国のことより私は伊賀市の橋がこんなんあるよって聞いた。
ただ、12月議会のときに、私ちょっと質問させていただいたんですけども、ちょっと部長、私の意図に全然感じてくれなかったみたいで、ちょっと違うような方向で答弁してくれました。余り突っ込むのもあれで、あのとき7.2ですよというたのは、そういうた。だから、なかなか、部長あのとき答弁された地域からとか、いろんな声を聞いて改善するとおっしゃってました。やっぱり地域の人もなかなかわからないことある。だからこんなもんやろうなと思ってる場合ある。でもやっぱりふだん見てておっしゃったように通学路とかそれとかね、例えば橋の中で歩行者も通る自転車も通るバイクも通る車も通る、そこに通学路になって児童とか生徒さんがそのときに通る橋といったら、物すごく危険。そこが欄干が0.72しかないよという、72センチしかないよという意味で言わせてもうたんやけど、やはりそういうとこ、まだたくさんあるんやから、やっぱりもっと計画的にしっかりと改善していってもらうように、やっぱりこれも先ほど申し上げた命につながることやから、やっぱりそこをきちっとやってもらえるように、今回、またこれもお願いにとどめてしときますんで、きっちり計画して順序よく、年に何個でもええから、何カ所でもええから、何橋でもいいから、やっぱり一つずつでもいいからやっていってください。また、これから何橋できましたかってひょっとしたら聞くかもわかりませんので、よろしくお願いします。
続きまして、市民と行政との連携と協働について、ちょっとお尋ねしたいと思います。
市民の皆さんと連携とか協働についてという話ですけれども、なかなか一個人さんとこういうふうな市と連携すること難しいと思います。やはり一個人さんと市というのは、なかなか連携しにくい中で、やっぱりどないするんかということになったら、やっぱり自治会さんとか住民自治協さん、そういういろんな市のホームページ見てもいろんな条例とか要綱見てもよく出てくる言葉が市民との連携とか市民との協働という言葉は、行政さんの中でいっぱい出てきます。
今、その中で、今もう自治協さんができて14年、15年たちますけれども、市は今どのように住民自治協さんと地域と、そういう方々と連携もしくは協働やられてるか、ちょっと教えていただけますでしょうか。
○議長(
岩田佐俊君)
企画振興部長。
○
企画振興部長(宮崎 寿君)
住民自治協議会、合併とほぼ同時にできまして、それから15年余りたってきているわけでございますけれども、協働という部分では、さまざまな取り組みがあるわけですけれども、まず、行政と自治協との協働では、まず、
まちづくりに関する基本協定書というのを自治協さんと結んでおります。その中では、協働で取り組む業務というふうなことの中では、統計調査員や投票立会人さん、それから附属機関の委員などの推薦、選任、さまざまな広報紙等の配付あるいは回覧、講師説明会の開催協力、あるいは通行どめ情報などの住民周知、行政が主体となって行う事業や啓発事業への協力、こういったことを基本協定書では定めておりまして、ほかにもそれぞれ協働で取り組んでいる具体事業というのはたくさんあるわけでございますけれども、行政との関係の中では、まずは、この協定書がベースになって進んでいるというところです。
○議長(
岩田佐俊君)
信田君。
○3番(信田利樹君)
確かに協働でやっていただいてるということはお話しされて、当時は聞かせてもうてた、確かに協定書のあれはもらってるんですけども、何か見たら何か市の仕事を押しつけて、広報配れとか統計の調査員せいとか、ほんで投票の立ち合いしたりとか、そんなんもあるから、行政でやらんなんことを市民の人に押しつけてるみたいな形のもんしか聞いてない。
私は、協働という意味、確かに伊賀市の自治基本条例の中で協働という意味を確かに書いていただいてます。でも、これは本当に私から言えば、ここに行政の手前みそで書いたような協働であってね、本来の協働という意味は、やっぱり同じ目的を持って対等の立場で協力してともに働くことというのがやっぱり協働やと思うんでね。
まちづくりの中でやっておられることでも全然こういう協働が見られない。書いてる割には。例えば、地域の人に何かやるというとこになったら、全然連絡もいってないし、説明もしてない。説明不足も多い。やはりそういうところでいろんなことを私は感じるんですけども、部長、やっぱりそういうことは
企画振興部長はそういうふうに思ってはるけども、よその部署で、そういう
まちづくりしてるところありますよね。そういうとこの部署の人もそうやって本当に協働で地域と連携してやろうと、
まちづくりつくっていこうという気持ちを持ってはりますか。ちょっとお聞きできますか。
○議長(
岩田佐俊君)
企画振興部長。
○
企画振興部長(宮崎 寿君)
企画振興部以外でも、例えば、協働で取り組んでいる事業というようなことでは、昨年11月に総合防災訓練を実施しておりますけれども、こういう総合防災訓練におきましては、開催地域の住民自治協議会さんを中心としまして、ほかにも他の多様な団体とともに参画をいただいて、協働でこういう訓練を実施しておりますし、福祉の分野では、
地域福祉ネットワーク会議の設置などにも協働で取り組んでいただいているほか、ほかにも公共施設の指定管理者もみずから受けていただきまして、それから施設運営に取り組んでいただいている事例もございます。
また、東部の話になりますけれども、地域運行バスでありますとか行政バスにつきましても、協働でこういう運行をしているというようなことでございまして、ほかにも市の行事ですね。さまざまなシティマラソン、あるいはNINJAフェスタ、こういったことに関しても協働でやっているというようなところでございます。
さまざま、他の部署も住民自治協議会との協働ということは意識した上で、それぞれ地域の住民の皆さんと取り組んでいるということだと思っております。
○議長(
岩田佐俊君)
信田君。
○3番(信田利樹君)
部長そうやって今おっしゃったんやけども、いろんなセクションの人とそうやって協働でやってる。それ縦割りにならないように、横のつながりどういうふうな形でやってはるんですか。
○議長(
岩田佐俊君)
企画振興部長。
○
企画振興部長(宮崎 寿君)
横のつながりといいますか、自治基本条例にきっちり位置づけられていることでございまして、どういう行政事務を地域の方とともにやろうと思いましても、この自治基本条例の考え方、それから
総合計画、第2次再生計画を見ていただきますと、47施策があるわけでございますけども、その中で、市民の役割、地域の役割、行政の役割、こういう施策推進については、全て47に位置づけておりまして、こういう中をそれぞれの部署が、これで横につながりながら連携して進めているというようなところでございます。
○議長(
岩田佐俊君)
信田君。
○3番(信田利樹君)
それぞれの部署やってはるのはいいと思います。でも、部長、本当に部長はいつも、僕答弁聞かせてもうたら、ほんまに行政用語でしっかりとしゃべってはるみたいで当たり前やな思うねんけどね、いつも縦割りの話かしてないねん。そやからそういうふうにやってもうたらええやろ。横のつながりどうするか、今言うたのは連携ですやん。ちゃんと連携してもらわないとだめなんでしょう。
ほな連携という意味わかりますか。連絡を密にとり合って、一つの目的のために一緒に物事をやるというのが連携なんですよ。全然、横のつながり、例えば地域の人にでも全然そういう説明とか連絡はしてないでしょう。それを僕は言わせてもうてるだけでね。なかなかそうやっていつも難しい言葉ばっかり並べて言ってはるけども、私は住民の人にやっぱりやってもらわんかったら
まちづくりでも何でもそうやけども、伊賀市見てもらって、先ほどの田中議員おっしゃった栄楽館もそうやけれども、何でもっと地域の人にそうやってさっき言うた連携するんやったら、報告とか連絡とかしない。この間の全協でちょっと栄楽館の質問をさせていただいたけども、説明行きましたか言うたら、行きました、何回行きましたかって尋ねたら1回、こんなん1回でね、そのときに集まってくださいいうて地域の人なんかその日都合悪いから行けないんですよ。もっと工夫されたらどうですか、地域の人に知ってもらうのにやっぱり連携しようと思ったら、それぐらい要るでしょう。それが縦割り、行政でもそうやと思うんですよ。いつも縦割り、縦割りって言われるのは、やっぱり横のつながりがあるんやったら、いつも田中議員ばっかり言って怒られるかわかりませんけど、横串はどうやって、これ横串はやっぱり連携というのはやっぱりそういう連絡とかそういうのをきっちりとして説明する。わからんとこはちゃんと説明していくというのが連携やと思いますけどね。
だから、先ほどのことに乗せても、どんなことをして、伊賀市さんのやり方というのは、何かこうばたばたと思いつきみたいにやってるのをすぐにやって、市民にも全然説明もないし、しましたか言うたらそうやってしたって、しただけではあかんのですよね、やっぱり。理解してもらわないとだめなんです。理解してもらって初めて説明したということになるから、行ったよ、行ってきました。それでいつの日か、何時から、7時から8時まで説明しました。これは説明じゃないと思います、私は。やっぱり地域の人にしっかり理解してもらってやるのが説明だと思います。
それとやっぱり、この中でいろんなイベントとかやっていただいてますけれども、どうしてもこれ予算書見せてもらっても、当初予算に載っててもなかなか起工というのか、始まらない。後になってばたばたして繰り越しするとかいうのが伊賀市さん多いですけれども、やはりこれは地域の人にやっぱり説明して、地域の人がどんなにしてるかということを聞いて、それを具体的に予算化するということをしてないんですか。普通だったら、まず、こんなことを市としてやろうと思ってるんです。地域さんどうですか、どんなあれですかということを聞いて、それで地域さんの感触をつかんで、これやったらいけるなということだったら次の当初予算にそれを載せてきて、計画として執行していくという、こういう順序でやっていくのが普通の行政のやり方だと思うんですけども、なかなかそういうことは今は見られないんですけども、その点はどうですか。ちょっと教えてください。
○議長(
岩田佐俊君)
企画振興部長。
○
企画振興部長(宮崎 寿君)
協働を進めていくという前提の中では、これはもう情報共有を図るというのは大前提でございます。市の住民自治協議会さん、市民の
皆さん方との情報共有のあり方、これが十分かどうかということは、まだまだ不十分な部分がたくさんあるのかなというふうには思います。ここの情報共有のあり方を今後ともしっかり努めるように、それぞれ全ての部署で考えていく必要があるというふうには思っております。
○議長(
岩田佐俊君)
信田君。
○3番(信田利樹君)
部長、必要であるんじゃなしに、しなけばいけないんです。あると思うん違うんです。やらなければいけない、それは。それが一番大事なことです。それはやっぱり行政やからね。やってるねんから、やっぱり今、説明会でも1回やってそれで置いとくんじゃなしに、工夫してください。例えばチラシつくる、行政で。そして地域の自治会のほうへさらに持っていって、それを地域の自治会の人なり自治協の人に各戸に配付してもらう。そのとこにちょっと意見みたいなものを書いてもらって、市はこういうことを今しようとしてます、皆さんどうですかと、御意見あればここへ書いてください。書いて何やったら自治会のところや市民センターでも持っていってください。そういういろんな、これがいいとは言いませんよ。一つの方法として、私だったら、私が行政マンだったらそういうことをやると思います。
行ったよ、もう終わりだよじゃなしに、やっぱり1人でも多くの人にそういうことを知ってもらうために、回覧板をしてもらうとか、地域にお願いして工夫してくださいよ。既成事実だけつくって、それでオーケーって、それで次の事業しますよ。これはやっぱり行政としてはおかしい。公共事業なんでしょう。一会社が一企業がするんじゃないです。公共の市役所が行政がするんだから、そこらもうちょっとしっかりと考えてやっていきたいと思います。
ちょっと時間が、もう13分になってきた、ちょっと一つ、私余り市長には質問することはないんですけど、ちょっともう時間の都合なんで、市長ちょっと一つだけ教えてください。
もうイエスかノーだけで結構です。12月議会で、私がこういうことについて質問させていただきました。そのときに市長が、住民の同意は要らないと、必要ないんだということをおっしゃられました。そのことについて地域の人は、ちょっとこれはおかしいん違うかと、市長にこの言葉を撤回してほしいと、もしくは謝罪してほしいということがありますけども、市長、あれから3カ月たちました。いろんなことがあったと思います。それについて、市長、今申し上げましたように地域の人がそうおっしゃってますけど、今、変わりございませんか。
○議長(
岩田佐俊君)
市長。
○市長(岡本 栄君)
12月に申し上げたこと、これは条例に基づいた原則論を申し上げたということでありまして、いろんな方から御指摘もありますように、何か事業をするときには、十分過ぎるような事前の説明をして不安とかあるいは要らざる摩擦ということがないようにしていくのが、これはやはり王道でございますので、そういう意味では説明の度合いが、熟度が足りなかったということは、これはおわびを申し上げたいというふうには思いますけれども、そのようなことで、これからはしっかりと事業を始める前には、地域の皆さんと十分過ぎるぐらいの話し合いをした上でやっていきたいなというふうに思っております。
○議長(
岩田佐俊君)
信田君。
○3番(信田利樹君)
いろいろ言うていただけるのはありがたいんやけど、何かいつも市長はやっぱりそういうマイクの前でしゃべるの得意なあれやからね、私は行政やってて市長とあれなんですけど、市長、やっぱりわびるときはしっかりせいとそんなふうにごちゃごちゃ言わんとね、あのときはやっぱりこうでした、やっぱり間違ってました。これからちゃんと皆さんとしっかりしていきます、そういうきちっと言うてくださいよ。何か謝罪文出してください、そしたら。地域の人に謝罪文出していただけますか、そしたらそういう形のものを。ちょっと、市長、もう一度だけお願いします。
○議長(
岩田佐俊君)
市長。
○市長(岡本 栄君)
これは、私どもの副市長が
皆さん方、町の方々とお話を十分にさせていただく中でおわびもさせていただいたわけでありますので、そのようなことで御理解をいただきたいというふうに思います。
○議長(
岩田佐俊君)
信田君。
○3番(信田利樹君)
町の方にもうおわびしてくれたんですか。地域の人、全然そんな、市長から聞いたの、それはほかに来はった部長さんとかあれやけど、でも本人が言うてはること代理でして、例えば僕ら悪いことして、誰かうちの近所の人に謝ってもうたというような形で、それはやっぱり市長、やっぱり市長がここのトップやねんから、トップの人が言うてんから、やっぱりトップの人が間違うてたらやっぱりこれは間違えてました、謝罪します。これからそんなことないようにします。しっかり市長の口から聞きたいでしょ、地域の人のあれとしたら。そんなん誰から部長から聞こうが課長から聞こうが、例えば誰やと言いませんけども、しっかりとやっぱり自分の言ったことは自分でやっぱりここで答弁してほしいと思いますけど、どうですか。
○議長(
岩田佐俊君)
市長。
○市長(岡本 栄君)
先ほどから申し上げましたように、至らなかった点があったということは重々おわびを申し上げるというふうに申し上げてるところであります。
○議長(
岩田佐俊君)
信田君。
○3番(信田利樹君)
余りね、こればっかり突っ込んでるのあれやけど、ということは、やっぱりイベントやっても市長はこの間も、私はちょっと思いつきがあるねん。そやからすぐやらなあかん、これも、僕はそれも理解できます、市長ね。でもね、僕と市長の違いというのは、やっぱり市長の言うことは理解できるんやけど、僕は40年間行政やってたんで、市長は民間の会社でおられたから違う。やっぱり市長、一つの会社の社長で市長があれば、別に思いつきでひらめきでいち早くスピードをもってやったらいい、これは理解できます。ただ、行政というのは、先ほど申しましたけど、そんなもんじゃないと思います。
例えば、忍者市の看板、市駅に上げましたけども、あれなんか、何で地域の人と一緒に盛り上げてイベントをやらないんですか。というのは、やはり市長はそうやっていいことやと思ってやってはるというのは、これは十分、悪いことやと思ってやってはるとは、私は全然思いませんよ。やっぱりこれから伊賀市のためになると思ってやっていただいてるというのは理解します。でもね、あの看板1枚でも、地域の人というのは思い入れがあります。会社と違うというのは、そこなんです。企業だったらそんなの古い看板ほかせと言えるけれども、やっぱり地域の人は、人を見る人は、市長でも前おっしゃってましたやんか。古いものでも見る人によって価値観が違うというのと一緒で、やっぱりあの地域の中には、上野市駅の一つ看板にしても、やっぱり地域の人の思い出とかいろんなものが詰まってるんですよ。それを勝手にぱっと外して、違う看板かけられるということに対しては、やっぱり地域の人は本当に残念がってますよ。
だからやっぱりそういうのでも地域の人に、私はこういう形であこの忍者市駅にしようと思ってるんやと、だからこういうことに対してもっと皆さん理解してください、協力してくださいって、地域に持っていって、ほんで地域の皆さんもわかった、ほんだら一緒にイベントしような、2月22日にみんなで盛り上げような、そして全国に発信しような。そんな気はないんですか。市長は、伊賀市の市長でしょう。株式会社伊賀じゃないんですよ。市長は社長じゃないんですよ、市長です。そこらをしっかりわかっていただきたいと思います。
そして、栄楽館にしてもそうですよ。やっぱり地域の人が今まであったものがなくなるって、地域、
まちづくりの中では、やっぱり公共施設だけじゃなしに、いろんなものがあってなくなっていくというものに対しては、皆さん思い入れがあるんですよ、やっぱり。
だから、そこで、
まちづくりしていく中で、やっぱり先ほども申し上げました、何でこうやって地域・市民というのが大事かというのは、そこなんですよ。今まで住んでた環境が変わるんですよ。いろんなもの、だって銀座通りでもそうでしたやろ。西側にセットバックして、そのセットバックするときの条件でも、忍者の町にふさわしい、伊賀の町にふさわしいような形にしろということで、皆、表周りの条件をつけはりました。そして、地域の人もそれを設計される人もつくらはる人も苦労してきました。そういう歴史、背景があるんですよ。だからトイレでもそうなんですよ。やっぱりそういう背景をわかってああいうふうなトイレをつくるのかというような形になってる。
市民と先ほども申し上げた協働でする、連携をする、言葉ばっかり言ってるだけで、なかなかそういうのが市民の人に伝わってないし、市民の人はそういうふうに理解してない。やっぱり市民の人に理解してもらおうと思ったら、もっともっと行政の人が毎日日参する、いろんな工夫をする、そしてわかってもうて一つの
まちづくりするんじゃないですか。どうですか、企画部長。
○議長(
岩田佐俊君)
企画振興部長。
○
企画振興部長(宮崎 寿君)
どういうふうにお答えしていいのかわかりませんけれども、何といいますか、協働という言葉を、今、最初から言っていただいてるわけですけれども、これまでの公共サービスといいますのは、行政が
サービスを提供するような立場で、また市民は供給されるような立場で受けてきたんですけど、今度は、市民も公共
サービスの提供者を担うということです。そやもんで、行政側は、情報発信を十分にして、おっしゃるように十分にして、ともに市民との信頼感連携の中で進めていく必要があるというのは、議員さんのおっしゃるところであるというふうに思います。
相互の理解と共感という部分を、相互に理解をして共感をするような対話、そういうことを十分心がけていきたいと、こういうふうに思います。今、いろんな方の意見があるとは思います。でも市民ですね、自治協さんも地域もそうですけども、2月22日のイベントのときには、市民団体の方も多く参加をいただいておりまして、市民団体の方もやはり市民でございますし、一定、市民の方にも参加はいただいていたイベントであるということでございます。
○議長(
岩田佐俊君)
信田君。
○3番(信田利樹君)
本当に、部長なんかもわかってくれてるから、俺はもうくどくいいませんけれども、やはりこれから伊賀市、やっぱり住んでもらいたいとか住んでよかったいう町つくりたいのに、こんなことして市民の人が全然理解してないのに怒ってることばっかりやってて、それで本当に住みたい町になりますか。皆さんも職員の人も伊賀市の市民でしょう。やはりその人らが、自分らのことを人ごとじゃないんですよ。自分の町、育って生まれた町も私らもそうやし、市民の人もそうやし、職員の人もそうでしょう。やっぱり一緒の立場に立って考えたときに、本当にこれがしたら、これから伊賀市になるんかどうかいうのをみんなで考えなあかん。でも考えるにしてもやっぱり行政がそれを先頭になってやってくれるのも行政やし、せやけどそれは、きちっと市民の人に理解してもろうて、みんなで進んでいくよう、これは行政のやり方じゃないんですか。
今の伊賀市見てたら、全然そんなん思いません。本当に市長が言うてはったように、もう思いつきでやってくれるのはいいけども、全然スピード感持って、スピード感持ってはいいんです。行政も何でも生き物やから、早いとこしなければいけない。でも、スピード感持ち過ぎると、スピードを出し過ぎると暴走になります。これは、車のスピードでも一緒ですからね。暴走にならないように、今は半暴走してると思います、私から言えば、これは私だけやわかりませんけどね。やっぱり市民の人に全然理解できない、市長も同意とかも要らんとか言う人がそういうことを言うてること自身がやっぱりもう暴走してると思います、スピード感持ってるのはいいけども、出し過ぎたらやっぱりきちっと足元を固めて、しっかりと行政の皆さんも当初予算に乗せてくるんであれば、ある程度、ビジョンをみんな知って、きっちりと市民の人にもどういう雰囲気かいうのをもっと地域の人をリサーチして、それをリサーチした中で、これはいける、これはやっていくという順序を決めて当初予算に持っていってすればいいけども、この伊賀市、繰り越し繰り越しが多いのは、やっぱりやることを先にやって後から市民の人に説明に行ってるから、そこで何か起こったときにブレーカー上がってしもてなかなか前に進めない。
でもこの話ししてても、私が12月10日にこのことを話しててもなかなか行政さん、すぐに行かはるのかなと思ってなかなか行ってはりません、地域にも。やっぱりフットワークは悪いと思います。そやけども、市長が考えは早い、このギャップな何やろ。考えは早いんやけども行動が全然伴ってない。もっともっとやっぱり行動をやっぱり行動を起こして地域の人に入っていって利用してくださいよ。ポケットパークでもしつこく言うかわかりませんけど、あんだけあって、市長は市内の業者ですると言いはりましたけども、市内にぎょうさん公募しても3社来てみんな参画してくれへんのか。だったら今度全国にします、しかもこんな3月の18日のニュース、年度末にこんなばたばたするっていうのは、市民の人からいうたら何かあるのかなと思いますよ。疑われることをやること自身が行政としてやっぱりこれはまずいんではないですか。私はそう思います。市民の人は何でこんな、あともうちょっとしたら新年度やないか。予算の裏づけとか補助金の関係あるから、それはしなければいけないかわからん。でもそれやったら早くわかってるんやから、もっとスピードを、市長からスピード、スピード言うんやったら、もっと早くからスタートしてちゃんとできるように計画していくのが、これが行政の仕事じゃないんですか。
余り言うたところで、もうあれなんで、私の
一般質問、これぐらいで終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(
岩田佐俊君)
これをもって信田利樹君の質問を終了します。
続いて、
質問順位第17番 赤堀久実君ですが、質問に際し、モニターによる
資料提示の申し出があり、議長において許可をしておりますので御了承願います。
それでは、赤堀久実君の質問を許可します。
赤堀久実君。
(10番 赤堀久実君登壇)
○10番(赤堀久実君)
皆さんこんにちは。公明党の赤堀久実です。議長の許可をいただきましたので、質問させていただきます。
本日は、国際女性デーであります。昨日、市民団体の集会が開いたということを新聞で報道されてまして、朝から先輩議員が「こんなん載ってるよ、あんたタイミングええな」言うていただきました。本当に党派を超えて激励いただくというのは、ありがたいなというふうに思います。
この昨年、政治分野における男女共同参画法が成立しまして、国会議員でも男女の比をできる限り均等にするという法案でありますが、この伊賀市でも今、女性議員が6名ということで、25%であります。何とか30%、3割を超える女性議員がもっとふえればいいなというふうに個人的にも思います。公明党では、3割議員女性が超えてますので、また、女性の視点でしっかりと政策実現に向けて頑張ってまいりたいと思います。
本日も女性が自分らしく活躍できる伊賀市にとの思いで質問させていただきますので、当局の皆さんにおかれましても同じ思いで、また責任ある答弁をよろしくお願いいたしたいと思います。
まず、通告していました順番をちょっと変えたいと思いますので、御了承いただきたいと思います。まず、初めに、民生委員の役割と権限について、先に質問させていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。
民生委員と民生児童委員の皆様には、日ごろからさまざまな活動を行っていただき感謝申し上げます。この場をおかりいたしまして御礼申し上げます。
近年、地域やそれぞれの御家庭でも多岐にわたる問題や課題があり、包括的な支援が必要になってきています。そういった中で、民生委員の方々の存在がいかに大切かということを痛感いたします。
まずは、民生委員の方の役割をお伺いして、その後は自席にて質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。
○議長(
岩田佐俊君)
健康福祉部長。
(
健康福祉部長 田中 満君登壇)
○
健康福祉部長(田中 満君)
ただいま、御質問をいただきました民生委員、児童委員さんの役割ということでございますけども、まず、民生委員、児童委員さんは、地域からの推薦を受けて厚生労働大臣が委嘱をしております。人数でございますけども、現在、市内に300名を超えられる、302名おられます。
そのそれぞれの民生委員さんが、特定の区域を担当していただきまして、その区域内の高齢者や障がいのある人の世帯などを状況把握をしていただきまして、区域内の住民の方に対するニーズに応じた福祉や
サービスなどの情報提供を行っていただくとともに、気になることがあれば、私ども関係機関、行政のほうに御連絡をいただきまして、住民の皆さんといろんな行政とのパイプ役というふうな、そういったことを担っていただいております。
また、先ほど申し上げました支援が必要な方のさまざまな相談にも応じていただいて「そうしたらここへ言うてみいさ」とか、「私言うとくわ」というふうな、先ほど申しましたつなぎ役をしていただいてる。
あと、児童の部分でも児童の登下校の見守りを行っていただくなど、本当に
地域福祉の根幹をなす重要な役割を担っていただいておるところでございます。
○議長(
岩田佐俊君)
赤堀君。
○10番(赤堀久実君)
ありがとうございます。
今、部長、言っていただいたように行政とのパイプ役、本当に根幹を担っていただいているということであります。
地域の困り事、さまざま本当に見守り、訪問しながらいろんな、本当にこの人に合った
サービスというのを、しっかり関係機関につなげてやっていただいているということでありますが、その民生委員さんの方が新たに区なりとか引っ越して来られた方の情報というのが、なかなか入りづらいというのをお聞きします。そういった引っ越して来られて新たにこういう方がおられる、第一歩ですよね。訪問するまでの民生委員さんの情報源というのは、どのように情報を得られるのか、そういった流れ、教えていただきたいと思います。
○議長(
岩田佐俊君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(田中 満君)
議員おっしゃっていただきますように、私どももなかなか情報が入りにくい、情報の入手する方法がなくて困ってるんやというお話は聞かせていただいております。こうしたことから、平成29年度からでございますけども、民生委員さんが担当していただいてる区域内で特に支援が必要な方や状況の把握ができない集合住宅などの世帯に限り、住民基本台帳のうち住所、氏名、性別、生年月日について情報を閲覧していただくことで対応をさせていただいております。
○議長(
岩田佐俊君)
赤堀君。
○10番(赤堀久実君)
ありがとうございます。
平成29年度からちょっと改正できて、エリアで自分のエリアというか、民生委員さんが担当しているエリアに関しては、行けば閲覧ができるということなんですけれども、ただ、本当にそれは物すごく進歩というか、前に進んでるんですが、ただ、本当に今の現状、民生委員さんは、前任者の福祉表をいただいて、
サービス必要とされる方の状況というのが把握、まずはできてるんですね。入居された人に関しては、もちろん自治会の区長さんなりとか、そういった方々と連携がとれてますので、そこで引っ越して来られたという情報ももちろん得ていくことができるんですけど、入居されていない方というのが、やはりわからないんですよね。近所にもちろん、民生委員さんとして、あの方が新たに引っ越してきたなとわかれば、もちろん閲覧は行けるんですけど、ただ本当になかなか状況として把握できていないというのが現状ではないかというふうに思うんです。
その中で、名古屋市の緑区では、引っ越して来られた方が住民登録された場合に、民生委員さんにその情報提供をしてくださって訪問お願いしますというふうに渡されて、それで民生委員さんは新しく訪問するというシステムをされてるんです。そうしたら、漏れがないですし、新たにこういう人が引っ越してきたということを行政からの情報提供を得られてるという状況なんです。
こういった仕組みというのを伊賀市でも取り入れられないのか、お答えできませんか。
○議長(
岩田佐俊君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(田中 満君)
今おっしゃっていただいております、民生委員、児童委員さんは、社会福祉事務所などの協力機関として職務を行うものとされておりまして、民生委員法第15条で、守秘義務が課せられていることから、円滑な活動を行っていただくためには、適切な個人情報の提供を受けるべきであると、私も考えております。
今後、個人情報の提供につきましては、事務の進め方や民生委員、児童委員さんの個人情報に関する取り扱いに関するルールづくりなどをきちっと定めまして、私ども庁内の関係課や民生委員、児童委員の連合会さんと協議を進めてまいりたいと、このように考えております。
さらに、事務の手続や個人情報の取り扱いに関するルールでございますけども、先ほど申し上げました民生委員さん、連合会さん等を通じて、研修会等を通じまして、民生委員、児童委員さん全ての委員さんに周知徹底を図って、民生委員さんの円滑な活動に向けて環境の整備を行ってまいりたいと思います。
そして、最後に、市民の方に対しての啓発も忘れてはならないと思います。私どもよく民生委員さんからお話を聞きますのに、情報の提供をなかなかさせていただけないんですけども、民生委員さんが地域のいろんな方から「あの人引っ越してきたで」と、「高齢の方やし、お一人のように思われる」という情報を聞かれて、訪問をしていただく、そのときに訪問を受けた本人さんから「何であんたそんなこと知ってるんや、誰から聞いたんや」って反対に民生委員さんが市民の方から苦情を言われる。そのようなことも話として聞いております。まず、民生委員さんの役割というところもまだまだ、私ども市民の皆さんに周知していかな、お伝えしていかなあかんと、そのようなことも思っておる次第でございます。
○議長(
岩田佐俊君)
赤堀君。
○10番(赤堀久実君)
はい。前向きな答弁ありがとうございます。
今、本当に部長が、ちょっと一つのエピソードを通じてお話ししてくださいました。私も本当にそれを聞いたときに、これは、やっぱりしっかりルールづくりをした上で、皆さんが理解した上で民生委員さんの方が、やはり活動しやすい環境をつくらないといけないということを痛感をいたしました。というのは、やはり、先ほど部長も言われたように、民生委員さんはやっぱり民生委員法に基づいて厚生労働大臣から委嘱された非常勤の地方公務員なんですよね。そこをやっぱり市民の方も理解しながら、
サービスをしっかりと受けれる環境づくり、また、今の状況では、なかなか
サービス必要とする人がちょっと漏れていないかという不安も民生委員さんの中にはあるということも耳にしましたので、やはりそういった情報提供を、もちろん先ほど言われたようにルールづくりをきっちり、個人情報の取り扱いの部分、きっちりしていただいて、スムーズにやっぱり民生委員さんが活動しやすい環境をお願いしたいなというふうに思います。
それとともになんですけれども、今、本当に民生委員の方の担い手不足というのがすごくやっぱり深刻というか、なってきてます。ボランティアといえども、やっぱりさまざまな活動において、交通費とかお金がかかってくるのは事実なんですね。持ち出しのほうが大きいわというふうに言われますけれども、そういった手当のことももう少し改善できないのかなというふうに思うんですけど、これはやはり県ですので、ぜひとも県に要望をお願いしたいと思います。そのことをお願いして、次に移らせていただきます。
女性活躍推進法が2016年4月から施行され、これより働く場面で活躍したいという希望を持つ全ての女性が、その個性と能力を十分に発揮できる社会を実現するために、女性の活躍推進に向けた数値目標を盛り込んだ行動計画の策定、また、公表や女性の職業選択の資する情報の公表が事業主に義務づけられました。なお、300未満の事業主は努力義務とされています。
この法律が制定された背景には、育児などの事情で働けない女性の数が300万人おられる。6割の女性が第1子出産を機に離職される。また、女性労働者における非正規雇用の割合は56.6%、女性の管理職は2020年には30%を目標にしておりますが、現在11.2%、世界的にも低いという課題があります。
ちなみに市町村の公務員の女性管理職、全国平均14.4%なんですけれども、伊賀市は平成29年度34.5%ということで、全国の7位ということで上位であります。この上位である伊賀市が、民間事業主の皆さんに、女性が活躍できる伊賀市を目指して取り組みをされていることをお聞かせいただきたいと思います。
○議長(
岩田佐俊君)
人権生活環境部長。
○
人権生活環境部長(田中克典君)
人権生活環境部、田中でございます。
今、議員、御質問いただきました男女共同参画へ向けての取り組みでございます。
伊賀市におきましては、社会のあらゆる分野におきまして、市、市民、事業所が協働して取り組み、もって男女共同参画の実現を目指すことを目標に男女共同参画の推進条例を2004年に制定させていただきました。
具体的な取り組みの一つとしてでございますが、子育てや介護を行う家庭を含む全ての家族を優しく包み込む雰囲気のある地域をつくっていこうということで、2016年に市の幹部のほうが率先して働き方応援宣言というものをさせていただきまして、続きまして昨年3月でございますが、市内の企業、事業所、団体等に呼びかけまして、みんなが生き生きと働き続けられる職場づくりに取り組むということで「ひろがれイクボスの輪~伊賀市まるごとハタラキカタ応援宣言~」というものを呼びかけさせていただきましたところ、46社の方々から御賛同賜りまして、名称ですけれども「ハタラキカタ応援共同宣言」ということで、宣言を行っていただきました。
宣言の趣旨につきましては、企業イメージの向上、優秀な人材の確保などのほか、働いておられる方の育児・介護・私生活と仕事の両立を目指す部下に配慮できる事業者、上司を育てていこうというものでございます。
こういった、宣言の趣旨、目的のために、この2年間ですけれども、この企業の経営者に、あるいは管理職の方々に対しまして、部下の人生を応援しながら、組織の業績と計画も果たし、さらに御自分自身も管理者のお仕事と御自分の私生活が両立できる、そういった管理職、経営者を目指していこうということで、イクボス講座というものを数回開催させていただいております。
それに加えまして、毎年三重県ハローワークと共同して約250社に対して人権問題全般に関する人権啓発の企業訪問をさせていただいておる場面で、ワークライフバランスの取り組みについてもヒアリングをさせていただいております。それによりますと、この3年間で産休・育休の取り組みにつきましては1.3%増、子育て・介護支援の取り組みにつきましては6.0%増、それから育児男子、いわゆるイクメンの応援している取り組みでございますが、4.3%増ということで、少しずつではありますけれども、実施していただいている企業さんの割合も高まってきておるとこでございます。これがまた、働きやすい職場ということにつながっていくと考えております。
現在、共同宣言をしていただいて1年がたちましたので、それぞれの企業さんに対してその後の取り組みについての
アンケート調査をやらさせていただいておりまして、その
アンケート調査に基づきまして、また必要な企業研修とか啓発について、ワークライフバランスが推進されるように進めていきたいと考えております。
○議長(
岩田佐俊君)
赤堀君。
○10番(赤堀久実君)
ありがとうございます。
このハタラキカタ応援宣言することによって、数値がふえたという今御答弁をいただきました。
本当に企業への触発というか環境づくり、本当に大事なことだと思います。今、
アンケートもとってくださって、また結果教えていただけたらと思うんですが、そういった職場環境というのが、もう一番大事なんです。今回ちょっと子育てのことを重点に私も質問させていただきたいなと思ったんですけれども、まずは、職場環境の改善の部分を、やはり大事だなと思ったので質問に取り上げさせていただいたんです。
今、宣言をされて、やっぱり具体的にどうやっていくかというのが、ますますこれから重要になってくるのかなと思いますので、この1年間終えての
アンケートをとってくださったっておっしゃっていただきましたが、それを見て、また次へのステップというか啓発につなげていただきたいなというふうに思います。
中に、本当に子供さんが病気になって会社を休まなくてはいけないときに、やっぱり気持ちよく休める環境というか職場環境であってほしいというふうに思います。その上で、なかなか大事な会議であったりとか、職種によってなかなかやっぱり休めないというのが現状であります。今、伊賀市ではそのために、そういう子供さんが熱を出したり病気であったときに病児、または病後児保育、くまさんルームというのを開設してくださっています。大変これは、そういう働く女性にとって、また男性ももちろんですけど、お父さん、お母さんにとってすごく受け皿として大事なことだなというふうに思いますし、ありがたいなと思います。
その中で、利用者さんのほうから一度ちょっとくまさんルーム、のぞいてくださいというお声いただきまして、私、ちょっと行ってきました。上野、今、総合
市民病院の敷地内で定員3名の受け入れをしてくださっております。現在、勤務してくださっているのが、保育士さん1名と看護師さん、私が行ったときは1名だったんですけれども、この体制の中で、運営側の保育士さんや看護師さんが、長期で休まれたら、これ運営できへんよな、ストップするよなと思ったんです。こういった長期休暇とか、また不在のとき、利用者さんやっぱり断らざるを得ないのかなと思いますけれども、こういった状況になった場合、どのようにされるのか教えていただきたいと思います。
○議長(
岩田佐俊君)
答弁願います。
市民病院副院長。
○
市民病院副院長兼健診センター副センター長(松田克彦君)
上野総合
市民病院の松田でございます。
今、お話しいただきましたように、当院では、平成23年度より伊賀市からの委託を受けまして病院敷地内の一角におきまして、伊賀市病児病後児保育施設、通称くまさんルームですので、今後、くまさんルームと呼ばさせていただきたいと思いますが、運営を行っておりますので、その現状について、御報告をさせていただきたいと思います。
現在、保育士1名と看護師2名、現時点では雇用しておりまして、開くときには保育士1名と看護師1名の体制で保育を行わせていただいております。この保育士、看護師さんとも非常に献身的に頑張っていただいておりまして、これまで長期休暇等はございません。ただ、やはりいろんな事情、例えば看護師が体調不良等で出勤できないということで開設できなかった日も、非常に少ないですがございます。
安定的に運営できる体制とするためには、やはりスタッフの確保が必要となってございます。このため、特に、確保が難しい看護師の募集をもうずっと続けておるんですけれども、なかなか応募がないというのが実情でございます。
先ほど、お伺いしていただいたとき看護師1名だったとお聞きしました。現在は、2名なんですが、このうち1名の方、昨年10月に一旦退職をされました。ただ、その後、私ども努力はしておるんですが、応募がないということで、一旦退職いただいたこの方に、再度、御無理をお願いをして現在は来ていただいておるという状況でございます。
○議長(
岩田佐俊君)
赤堀君。
○10番(赤堀久実君)
保育士さん1名と看護師さん2名という体制であります。
ただ、本当にやはり安定的な体制づくりというのがやっぱり大事かなというふうに思いますので、本当に今も副院長おっしゃったように、人数の少ないスタッフの中で、本当に思いで頑張ってくださってるというか、もう本当に一生懸命頑張ってくださってるのが現状であります。そういったなぜ、応募が、もちろん
市民病院におかれても看護師さん不足というのはずっとおっしゃってくださってますが、応募が少ない理由というのは、どのようにお考えですか。
○議長(
岩田佐俊君)
市民病院副院長。
(
市民病院副院長兼健診センター副センター長 松田克彦君登壇)
○
市民病院副院長兼健診センター副センター長(松田克彦君)
はい。理由でございますが、看護師、応募が少ないというかない理由といたしまして、まずは、やはり伊賀地域の看護師の数が、人数がもともと少ないということ、さらにやはり小児科での勤務経験がないと、やはり御不安があるのではないかと思います。
さらに加えまして、このくまさんルームというのは、利用申し込みがあるかないかで、その日開くかどうかが決まってまいりますので、その申し込みの有無で季節変動かなり大きくございますし、さらに前日、前日のさらに夕方に急に申し込みがあったりとか、あるいは逆に当日の朝にキャンセルが出て、きょうはもういいですというようなこともございます。そういったことで、勤務日が非常に不安定で、予定を立てにくいと、さらにその関係で報酬も不安定と、こういった理由があるのではないかと考えてございます。
○議長(
岩田佐俊君)
赤堀君。
○10番(赤堀久実君)
はい。今説明いただきました。
確かに利用者の人数によって開設日が左右される、また季節変動が大きいというのは現状であります。
ここでくまさんルームの利用状況の表をごらんいただきたいと思います。
これ、ぱっと上の棒グラフ、見ていただいたら、平成28年が6月と9月ぼんと上がってるんですけども、これやはり年によってはやりの病気というか、そういうのでもちろんこの年が多いよねというのはあるんですけども、18人、ちょっと月平均も下に私、出させていただいて、7月とかやっぱり季節の変わり目であったり、1月、2月、3月、これ冬、風邪ひいたりインフルエンザ、季節の変わり目は胃腸炎が多いというふうにもお聞きしました。こういう多い時期だけでも人員をふやしていただけないんかなというふうに思うんです。
そのために、今、いろいろ
市民病院でやっぱりされてるというのが理想なんですよね。看護師さんが、やっぱり
市民病院の看護師さん、もちろん人員不足というのもあるんですけれども、くまさんルームにこの時期だけでもちょっとシフトを組んでいただくとか、そういう大変な時期にうまく体制づくりというのをできないかなと思うんです。保育士さんに関しても、今お一人です。今、院内託児所が、今まで別のとこにあったんですけど、今、くまさんルームの隣でバンビというのをされてるんですよね。ここに3名ぐらい保育士さんがおられるんですよ。だから、そういった方々が、このくまさんルームにお手伝いというか、応援に来ていただけるような、そういう体制づくりというのはできないのかなと思うんですけども、いかがですか。
○議長(
岩田佐俊君)
市民病院副院長。
○
市民病院副院長兼健診センター副センター長(松田克彦君)
はい。今、御提案いただきました応援体制の関係でございます。
まず、看護師につきましては、今、議員おっしゃっていただきましたように、病院自体が非常に厳しい看護師不足ということで、四苦八苦してる状況であることから、今現在は、困難であると考えております。ただ、看護師確保のためにずっと努力を続けてございますので、もう少しふえてくれば、そういったことも考えられるかとは思うんですが、現時点では、ちょっと非常に難しいという状況でございます。
次に、院内託児所であるバンビの保育士の応援体制でございます。現在、バンビの保育士につきましては、これも結構かわったりするんですが、現在は保育士4名と補助をいただく方、補助員1名で回しております。ただ、これも早出、それから日勤、遅出という、こういうシフトが組んで回してございまして、こちらもなかなか余裕がないという実情がございます。
また、それと院内託児所のバンビのほうでもゼロ歳児が今4人いるとかいうようなことで、乳児も預かっておりまして、バンビの保育士がくまさんルームのほうへ行って、何らかの感染をもらってくるということは絶対にあってはならないということがございます。
そういうことで、もともと今同じ建物で隣り合って2つあるんですけれども、内壁を設けまして、さらに入り口もそれぞれわけているという状況でやってございます。また、あとくまさんルームの中におきましても、ちょっとほかの子に移りやすいと思われる場合は、くまさんルームの中でも部屋を完全に分けて1人ずつで子供さんを見るとか、そういった状況、非常に慎重に取り扱いをさせていただいとるところでございます。
このような事情から、応援に回るというのは、直ちに非常に難しい。ただ、かなり早目にくまさんルームの保育士が不在ということがわかっていて、なおかつ預かる児童も少ないとか、そういった条件が限られてまいります。ただ、そういった融通がききにくいところではあるんですけれども、これまで応援に回った実績もございますので、少ないですけども、そういう実績もございますので、今後とも可能な限りは対応させていただきたいと、こう考えてございます。
○議長(
岩田佐俊君)
赤堀君。
○10番(赤堀久実君)
同じ日に行ったり来たりとなると、やっぱり感染あるので、それはだめかなと思いますけど、今、副院長おっしゃったように、事前にわかったら連携をしてやっていけれるということなんですけれど、今は本当に綱渡り的な運営をされてるかなというふうに思いますので、安定したやっぱり運営をしていけるようにお願いをしたいなというふうに思います。
もう一つ、問題、私あると思うんです。
市民病院に小児科がないということなんです。子供さんの今、状態、くまさんルームでも状態悪くなったら、やはり急変したら救急車を呼んで、小児科医のほうに搬送してもらわないといけないという今の現状なんです。将来的には、やはり民間の小児科医さんで、この病児保育を開設いただけるように行ったほうがよいのではないかというふうに思います。そういったことは、今までに検討されたことありますか。
○議長(
岩田佐俊君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(田中 満君)
過去に協議をさせていただいたことはございます。ただ、話をさせていただく中で、協議をさせていただく中で、やはり担当いただく看護師さんであるとか保育士さんの人員確保という面で、少し難しい部分があって、協議が進まなかったということはございます。
○議長(
岩田佐俊君)
赤堀君。
○10番(赤堀久実君)
ありがとうございます。
人員確保、どこでもやっぱり看護師さん、保育士さんの人員不足というのは、すごく深刻な問題かなと思うんですけれども、今、三重県でこの病児保育運営されている、この市、直でしているのは、この伊賀市だけなんですね。鈴鹿市また松阪市、桑名、伊勢、津市、志摩、四日市でこの病児保育されてまして、近々、もうされてるんかな、四日市では2つまた増設されるということなんですけれど、先日、鈴鹿市のほうにお邪魔してきました。ちょっとここで資料をごらんいただきたいと思います。
これ鈴鹿市の病児保育の体制なんですけれども、実は、産婦人科と小児科がある民間さんが運営をしてくださってまして、開設して今約16年たつそうなんですけど、やはり今部長おっしゃってくださったように、なかなかやっぱり民間にしていただくまで時間がかかったと、この鈴鹿市でも3年はかかったということをお聞きしました。だけど、本当にすばらしい取り組みをされておりました。というのは、病児保育だけではなくて、産婦人科においてキッズルームがあったり、小児科の待合室に保育士さんが常駐されて、さまざまな相談に乗ってくださったり、また子育て支援センターの開設もされているということで、また出産前後からの親子支援事業で出産や子育てのさまざまな不安なことなど、相談体制ができているというふうにもお聞きしました。それにやっぱり小児科併設されてというか、一緒にあるから、子供もやっぱり病状が悪くなったりしても小児科医の医師が隣にいますので、すぐに来てくださるという安心もあるということです。
伊賀市でも子育て支援センターの開設をしてくださっておりますが、先日も同僚議員のほうから児童総合センター、愛知県の紹介もされておりました。こういった民間の病院も包括的にしていただけるような体制ですね、鈴鹿市のような取り組みをぜひともできないかなと思うんですけれども、鈴鹿市でおられた副市長、突然で済みません。御意見願いたいと思います。
○議長(
岩田佐俊君)
副市長。
○副市長(
大森秀俊君)
鈴鹿の病院、個別の名前を出すとあれかもしれないですけど、二井先生が一生懸命やられてるというふうに思っておりますが、あそこは産科・婦人科、それから小児科とそろった総合的な病院でございまして、お医者さんも確か数名おられまして、非常にそういう体制が充実してるんですね。そういう中で、こういう病児病後児保育をやられてるということで、非常に先駆的な取り組みというふうに私も感心を、おったときに思いました。
ただ、やはりなかなかこれだけの部分では赤字だというような話も聞いたことがある。大変経営難しいというふうに聞いてまして、鈴鹿市でもこれ一つでは無理だよねと、もう一つつくろうという話もあろうというふうに思ってます。
そういう中で、伊賀市ですが、なかなかそういった総合的な産科・婦人科・小児科のまとまった病院というのは少ない、ないと思いますんで、検討課題ですけども、そういう方針が一番いいと思いますけど、まだまだ多分そこまでの条件、体制が整ってないというふうに思っていますんで、今後またそういう議論も検討もさせていただきたいと思います。
○議長(
岩田佐俊君)
赤堀君。
○10番(赤堀久実君)
はい。ありがとうございます。
私も行かせていただいたときに、やはりそれだけの事業だと赤字ですということもおっしゃってました。だからこそ、包括的にできるような伊賀市にあるかどうかというのがあれなんですけど、今、子育て支援センターを受けてくださってるところもありますが、やっぱり行く行く、すぐではなくて、やっぱりこの将来民間にという方向性というのが、すごく大事じゃないかなというふうに思います。本当に働く女性にとって勤め先の先ほども質問させていただきました、事業主さんの理解はもちろん大切ですけれども、こういったやっぱり病児保育というのは、なくてはならないというふうに思いますので、ぜひともお願いしたいと思います。
また、鈴鹿市に行ったときに、いろいろ病児保育のブロックの研修会というのが年1回されてるそうでございます。そのときに行政の方も各市町来てくださってるそうなんですけど、伊賀市は1回も来たことないですとおっしゃってたんで、ぜひともこういったところを見に行っていただいて、いいところは取り入れてやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
次に移りたいと思います。
先日も孫育て講座の話を出ておりました。安心して預けられるといえばもちろん核家族がふえているけれども、伊賀市で近くでお住まいのおじいちゃんおばあちゃんが住んでおられる御家庭というのが多くおられますので、そういったおじいちゃんおばあちゃんが孫のことを面倒見るというのをサポートできるようなものはないかということを私も市民の方からお電話いただきました。その中で、祖父母手帳とか孫育て手帳というのを各自治体で、今、発行されているんです。これは、孫の面倒見るのに、昔の子育てと今では変わってしまっていることが多い。昔はだっこというのは、抱き癖つけるとだっこを求めてしょっちゅう泣くようになるからだめだといってたのが、今では赤ちゃんはだっこされると愛されてると実感して安心するから、しっかりだっこしてというふうに変わっている。昔と今では変わっているという、そういう子育ての違いをそこの手帳には書いてるんです。そんなんであったりとか、お出かけスポットを書いてたりとかという情報が書かれてるんですけれども、こういった取り組み、伊賀市ではお考えはないですか。
○議長(
岩田佐俊君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(田中 満君)
ただいまの議員、御提案をいただきました祖父母手帳、私もさいたま市さんがつくっておられる手帳を、今、手元にもあるんですけども、いろんな情報があったりとか、それとおじいさんおばあさん側から見てうれしかったこと、子供に感謝される、子供というのかその親ですね。親からありがとうとか頼りにされたことでうれしかったと、あと反対にもうちょっと気遣いが欲しかったというところでは、お母さんが、例えばおばあさんおじいさんに対して、これはもう時代が違うんやからとかという、そんなことを言われたとか、実際に具体例も示していただいて、よりわかりやすくしていただいてるかと思います。
それで、私ども手帳という形での配布は現時点では考えておりませんが、いろんな、ホームページであるとか、それと私ども発行しております子育て応援の術という冊子がございます。そういったところにも幾分か掲載をさせていただいて、よりおじいさんおばあさんの子育ての参画にもつなげていきたいなと。それと議員もおっしゃっていただきました子育て支援センター、おじいさんおばあさんが孫を連れてセンターのほうにお越しいただく場合もございます。そういったときにお気軽にそこにいる保育士や、そこのハイトピア伊賀4階の子育て包括支援センターには、
健康推進課、保健師も常駐しておりますので、お気軽にいろんなことを御心配なことありましたら、御相談いただけたらなと思っております。
○議長(
岩田佐俊君)
赤堀君。
○10番(赤堀久実君)
各場所で祖父母の方の安心できるような孫育て体制というのを考えてくださると思うんですが、今、部長もさいたま市のダウンロードされた、私もさいたま市、気が合うなと思ったんですけど、これ無料でダウンロードできる部分は、自治体ほとんどなんですよね。もちろん配布いうたらお金かかります。ですが、ホームページでぱっと載せたら自由にダウンロードできますし、今、やはりおじいちゃんおばあちゃん、おじいちゃんおばあちゃんっていうたらおじいちゃんおばあちゃんが違うって怒られるかもしれませんけど、今の本当に祖父母の方というのは、スマホ持ってるんですよね。だから見れるんですよ。別にダウンロードしなくても、ダウンロードというかプリントアウトしなくてもそのままで見れるので、やっぱりそういった発信というか、いつでも見れる体制をとっていただきたいなというふうに思います。
そのことを要望して、次に移ります。
本年10月に消費税が10%に引き上げられます。低所得者と
子育て世代、ゼロ歳から2歳児の世帯なんですけれども、消費を与える影響を緩和するためにプレミアム商品券の販売を行われます。これ、ちょっと補正予算とまた追加議案にも上がっておりますので、余りちょっとこれは予算の審議で詳しく聞かせていただきますが、今、ちょっとアバウトにわかる範囲で実施内容、ちょっと簡単に言っていただけたらと思います。
○議長(
岩田佐俊君)
産業振興部長。
○
産業振興部長(服部智秀君)
失礼します。産業振興部の服部でございます。
今、プレミアム付き商品券事業ということで、お尋ねいただきました。
今言っていただきましたように、消費税率が引き上がることに伴いまして発行されることとされております。プレミアム率につきましては、20%ということで、2万5,000円分の商品券を2万円で購入するというようなことで進めたいと考えております。
また、商品券の販売に当たりましては、5,000円単位の分割販売、商品券1枚当たりの額面につきましては利用しやすいように500円ぐらいというようなことで考えております。
また、あと販売場所ですね、支所単位の市内6カ所ぐらいに設置させていただき、商品券の利用可能店舗から大型店舗除外することなく、公募に応じた全ての店舗において幅広く使用可能とするような形で子育て世帯の利便性等に配慮させていただき、適切な方法で実施したいというふうに考えております。
また、実施に係る詳細等決定しましたら、市の広報やホームページ、チラシ等を作成させていただき、市民の皆さんへの周知に努めていきたいと考えております。
○議長(
岩田佐俊君)
赤堀君。
○10番(赤堀久実君)
ありがとうございます。
500円単位という使いやすいようにしていただけるということなんですけれども、今後は本当にわかりやすいように広報等で進めていただきたいなと思います。これはもう予算上がってますので、もうこれ以上は言わないようにします。
私も以前言わせていただきましたが、伊賀市にとって、やっぱり子供たちは未来の希望であり宝であります。自分たちの子供や孫に税金を使って怒る人はいないと思います。なので、教育費を含めて子育て支援を何とぞよろしくお願いいたします。
将来の伊賀市を託す子供たちが、笑顔で暮らせるような取り組みを期待して、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(
岩田佐俊君)
これをもって赤堀久実君の質問を終了します。
以上で、市政
一般質問は終了しました。
次に、日程第2 議案第48号及び議案第49号の2議案を一括して議題とします。
当局の説明を求めます。
市長。
(市長 岡本 栄君登壇)
○市長(岡本 栄君)
ただいま上程の議案第48号、平成31年度
一般会計補正予算(第1号)及び議案第49号、平成30年度
一般会計補正予算(第7号)の2議案について、その概要を説明します。
まず、議案第48号ですが、既定の予算額に歳入歳出それぞれ1億5,126万1,000円を追加し、補正後の予算額を歳入歳出それぞれ448億2,572万8,000円とするものです。
今回の補正は、本年10月の消費税率10%への引き上げに伴い、低所得者や3歳未満児の子育て世帯の消費に与える影響を緩和するとともに、地域における消費を喚起、下支えすることを目的に、プレミアム付き商品券を発行するため、所要額を補正しようとするものです。
補正の内容ですが、商品券購入対象者や申請書や引換券などを送付するための通信運搬費1,060万6,000円を計上するほか、商品券販売業務など事業にかかわる諸業務の委託料1億3,715万5,000円などを計上しています。
これら経費の財源は、全額国のプレミアム付商品券事務費及び事業費補助金であります。なお、プレミアム付商品券事業予算につきましては、平成30年度
一般会計補正予算(第6号)におきまして、平成30年度分の事業費を計上しています。
次に、議案第49号ですが、既定の予算額に歳入歳出それぞれ2,496万円を追加し、補正後の予算額を歳入歳出それぞれ471億4,383万7,000円とするものです。
今回の追加補正は、伊賀鉄道株式会社の平成30年度決算見込みにおきまして、一部計上漏れの経費が判明し、経常損失に変更が生じてきたことから補正予算(第6号)に計上しています伊賀鉄道運営費等補助金を補正するほか、国の平成30年度第2次補正予算におきまして、県営事業の青蓮寺用水2期・3期地区の農業競争力強化基盤整備事業費が増額されたことに伴い、事業負担金を補正するものです。
また、繰越明許費の補正では、県営事業負担金及び緑ヶ丘都市下水路浄化施設維持管理経費を追加し、地方債の補正では、農業基盤整備事業について、限度額の変更を行っています。
補正の内容ですが、伊賀鉄道運営費等補助金1,409万7,000円を計上するほか、農業競争力強化基盤整備事業負担金1,086万3,000円を計上しています。
これら経費の財源は、県営土地改良事業費分担金、伊賀線経営安定化等基金繰入金、及び、市債としています。
以上、よろしく審議をお願いします。
○議長(
岩田佐俊君)
説明に対し、御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
岩田佐俊君)
御質疑なしと認めます。
よって、議案第48号及び議案第49号の2議案は、いずれも予算常任委員会へ審査を付託します。
次に、日程第3、議案の訂正を議題とします。
当局の説明を求めます。
総務部長。
(
総務部長 稲森洋幸君登壇)
○
総務部長(稲森洋幸君)
失礼いたします。総務部の稲森でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
まことに恐れ入りますが、議案の訂正をお願いいたしたいと存じます。
去る2月26日に上程いただきました議案の一部に誤りがございました。その内容につきましては、議案第22号でございまして、お手元に配布していただいておりますとおり訂正をお願いいたしたいと存じます。
どうぞよろしくお願いを申し上げます。大変申しわけございませんでした。
○議長(
岩田佐俊君)
説明が終わりました。
お諮りします。
ただいま議題となっています議案第22号の訂正の件は、承認することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
岩田佐俊君)
御異議なしと認めます。
よって、議案第22号の訂正は承認することに決しました。
以上で、本日の
議事日程は終了しました。
本日は、これをもって散会します。
御苦労さまでございました。
(午後 0時12分 散会)
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